
更年期ケアサービスを展開するTRULYとパーソルテンプスタッフが協業。更年期世代の「働く」を支える新サービスを5月より提供開始
更年期ケアサービスを展開する株式会社TRULYは、総合人材サービスのパーソルテンプスタッフ株式会社と協業し、2025年5月より、更年期世代のはたらく人々を対象とした新サービスの提供を開始した。パーソルテンプスタッフの登録スタッフや社員、その配偶者が対象となり、健康課題に寄り添う包括的な支援を提供する。
更年期世代が主力労働層に——経済損失は年間1.9兆円
2024年の労働力調査によれば、労働力人口のうち40〜59歳が52.8%を占め、社会の中心として就業する年代が更年期と重なっている。*1
更年期症状によりパフォーマンスが低下したり、離職に至ったりするケースも多く、女性に限ってもその経済的損失は年間約1.9兆円にのぼると試算されている。*2
この現状に対し、TRULYとパーソルテンプスタッフは、更年期に関する正しい知識と自己理解を促し、働き続ける力を支えるサービスを届けることで、より健康的で持続可能な就業環境の構築を目指す。
髪の毛でわかるホルモンバランス——「MENOPO CHECK」を特別価格で提供
今回の協業の柱となるのは、TRULYが提供するホルモン検査キット「MENOPO CHECK」だ。男女問わず、髪の毛10〜15本を自宅で採取・送付するだけで、女性ホルモン(プロゲステロン)や男性ホルモン(テストステロン)の現状を可視化できる。
検査結果はおおよそ3〜4週間後にLINEで匿名配信され、その後、医師や看護師、保健師といった専門家にLINEで匿名相談することも可能。通常価格9,800円(税込)の検査キットは、協業に伴い7,200円(税込)で提供され、LINE相談サービスも980円(税込/回)と手軽に利用できる価格に設定されている。
さらに、更年期に関する信頼性の高いコンテンツも併せて提供され、正しい知識の普及と個人の健康意識向上が図られる。
男女問わず「自分らしくはたらく」を後押し
パーソルテンプスタッフに登録するスタッフのうち、女性の約55%、男性の約40%が40〜59歳とされており、更年期世代が大きな割合を占めている。TRULYは、こうした人々が不調を我慢するのではなく、気軽に自身の状態を把握し、必要に応じて専門家に相談できる環境をつくることで、「自分らしくはたらく」ための選択肢を広げようとしている。
更年期を「変化のチャンス」に——TRULYのビジョン
TRULYは、「更年期を、いい変化のチャンスに。」という理念のもと、フェムテック領域で大人の男女の心身の変化に寄り添うサービスを展開してきた。チャット相談や情報提供に加え、企業や自治体への支援も行っており、今後も「性別や年齢によらず、すべての人が健やかに自分らしく生きられる社会」の実現を目指していく。
今回の協業は、その一歩として、更年期に直面する多くの人々の「見えない不調」に光を当て、キャリアと健康の両立を支える取り組みだ。
*1 労働力調査(2024年)https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/ft/pdf/gaiyou.pdf
*2 経済産業省(2024年)「女性特有の健康課題による経済損失の試算と健康経営の必要性について」https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/jyosei_keizaisonshitsu.pdf
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(TOMORUBA編集部)