
AIトランスフォーメーションを推進するFLUX、新たに44億円の資金調達を実施し、累計調達額100億円に
株式会社FLUXはDNX Ventures、Archetype Ventures、Salesforce Ventures、りそなキャピタル、みらい創造インベストメンツらを引受先とする第三者割当増資および融資等を合わせて、総額44億円の資金調達をシリーズBエクステンションラウンドにて実施したことを発表した。今回の調達によりシリーズB全体の調達金額は88億円、累積資金調達額は100億円に到達する。
事業状況
FLUXは2018年の創業以来、大規模言語モデル・予測分析・自然言語処理といったAI技術の研究に力を入れてきた。これらの技術を背景にマーケティング支援サービスの「FLUX AutoStream」を展開、2023年から企業のAI活用支援サービスの「FLUX Insight」、2024年から人材紹介サービスの「FLUX Agent」を開始している。

・FLUX Agent(採用支援)
プロフェッショナルとAIが共創する、AI時代の人材紹介サービス。AIマッチングプロダクト「FLUX Match」や、AI業務支援プロダクト「FLUX Guide」をコンサルタントが活用することで、求人と求職者のマッチングや情報整理の精度を高め、あらゆる採用ニーズに対応する高品質な人材紹介を実現する。
・FLUX Insight(事業変革支援)
エンタープライズ企業のAI戦略を中心に、事業変革に必要な戦略立案から実行・改善までを支援するAIコンサルティングサービス。AIワークフロー構築プロダクト「FLUX Workflow」などを活用しながらビジネスKPIを達成する支援を行う。
・FLUX AutoStream(マーケティング支援)
AIとデータを活用したメディア・マーケティング支援サービス。デジタル上で取得できる膨大なデータをAIが分析することで、ウェブサイトの最適化を行い、広告収益最大化や運用工数削減を実現する。
FLUXのサービスは様々な領域に精通するプロフェッショナルの知見と、AIを活用したプロダクトを掛け合わせて提供することで、企業の経営課題を解決することを特徴としている。あらゆる企業でAI活用が求められる中、FLUXはAI時代における企業の戦略パートナーとして、AIトランスフォーメーションを推進するため、戦略立案から実行・改善、人材採用・育成まで一気通貫で支援している。
売上高はFLUX InsightとFLUX Agentが貢献した結果、エンタープライズ企業を中心に多数の新規顧客を獲得し、前年同月比100%成長(2025年3月)で推移と急成長を維持。

今後もFLUXが掲げるミッションの「日本経済に流れを」を実現するため、人とAIが共創するAI時代の新しいビジネスの仕組みを追求していく。
資金調達の目的
■採用の強化
事業成長に伴いグループ全体の従業員数は約300名と2年前と比較して2.2倍に増加、今後はさらに加速した採用を計画。特にFLUX InsightとFLUX Agentでの採用を強化しており、FLUX全体では2027年度に1,000名規模を想定している。

■AIプロダクト開発
FLUXのサービスは複数のAIプロダクトを利用して自動化・最適化を行い、効率的に業務を行っている。これらのプロダクトの性能向上と機能追加によって、より効率的に業務を行うことを目指し、開発を行っていく。
■広告宣伝
採用力の向上とサービス認知拡大を目的とした積極的な広告宣伝を予定。オフライン広告・オンライン広告・イベント実施など、様々な手法を用いてコーポレートブランドの認知を高めていく。
■オフィス移転
事業拡大に伴い、オフィスを東京ミッドタウンのミッドタウン・タワーに移転。新オフィスの面積は移転前と比較して約5倍の2,237㎡となる。

本ラウンドにおける投資家及び金融機関について(順不同)
・既存投資家 : DNX Ventures, Archetype Ventures, Salesforce Ventures
・新規投資家 : りそなキャピタル, みらい創造インベストメンツ, 他複数
・金融機関 : りそな銀行, 株式会社UPSIDER Capital, 東京スター銀行, 静岡銀行, 名古屋銀行, SDFキャピタル株式会社, 日本政策金融公庫, みずほ銀行, 福岡銀行, 横浜銀行, 北國銀行, JA三井リース, 山梨中央銀行
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(TOMORUBA編集部)