1. Tomorubaトップ
  2. ニュース
  3. メンテルと富士工業、「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」でCO2排出量削減の実証成果を発表
メンテルと富士工業、「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」でCO2排出量削減の実証成果を発表

メンテルと富士工業、「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」でCO2排出量削減の実証成果を発表

0人がチェック!

株式会社メンテル(東京都世田谷区)と富士工業株式会社(神奈川県相模原市)は2025年2月25日、神奈川県主催のオープンイノベーション支援プログラム「ビジネスアクセラレーターかながわ(以下、BAK)」のDemo Dayにて、空調設備の最適運用によるCO2排出量削減の取り組み成果を発表した。

既存設備のまま「快適性と省エネ」を両立

実証は富士工業の保有施設を活用し、メンテルの熱流体解析と機械学習を組み合わせた独自の空調最適化技術を検証。エアコンとファンの運転をAIが自動制御することで、従来運用に比べて室内の温度ムラを50%削減しつつ、電力消費を10%削減する効果を確認した。

特筆すべきは、空調設備を更新せずとも、省エネ効果を実現できる点である。今回の方式では、設備の全面更新に比べて95%低い初期費用で同等の効果が得られるとし、実装コストのハードルを大きく下げることができる。

今夏、ラッシュジャパン実店舗での展開も予定

メンテルと富士工業は今後の展開として、ラッシュジャパン合同会社と連携し、京都四条通り店・池袋駅前店・静岡店の3店舗において、空調最適化技術の実証を行う予定。さらに、他の商業施設、宿泊施設、教育機関、保育施設などに向けた導入拡大を視野に、パートナー企業の募集を進めている。

神奈川県主導のオープンイノベーション施策「BAK」とは

本取り組みは、神奈川県が主催する「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」の一環として実施された。BAKは、大企業とスタートアップの連携による社会課題解決と事業創出を目的としたプログラムで、2024年度も複数の協業プロジェクトが進行中である。

今回の発表は、脱炭素・エネルギー最適化といった社会的テーマに対し、スタートアップと老舗メーカーの技術融合が有効に機能する好例となった。両社は引き続き、技術検証と社会実装を並行して進める構えだ。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

新規事業創出・オープンイノベーションを実践するならAUBA(アウバ)

AUBA

eiicon companyの保有する日本最大級のオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA(アウバ)」では、オープンイノベーション支援のプロフェッショナルが最適なプランをご提案します。

チェックする場合はログインしてください

コメント0件