
VideoTouch、PKSHA Technologyと資本業務提携――4億円の出資を受け、生成AIの産業実装を加速
VideoTouch株式会社は、生成AIの業務および産業実装を加速することを目的に、AIアルゴリズム開発のリーディングカンパニーである株式会社PKSHA Technologyと資本業務提携を締結したことを発表した。
本提携により、VT社がこれまでに蓄積してきたコンタクトセンター向け教育AIに関するノウハウと、PKSHA社が持つ先端AI技術を融合させ、人材育成領域を中心にコンタクトセンターにおけるAI実装をさらに強化・拡充していく。
提携の背景と目的
VT社は、オンデマンド研修サービス「VideoTouch」および対話型研修AIサービス「AIロープレ」を通じて、コンタクトセンターをはじめとする企業研修のデジタルトランスフォーメーション(DX)を牽引してきた。これらのサービスは多くの大手企業のコンタクトセンターで導入されており、当該領域において確固たるポジションを築いている。
一方、PKSHA社は自然言語処理や画像認識、機械学習/深層学習技術を強みとするAIソリューション及びSaaSを展開する企業であり、特にコンタクトセンター向けAI SaaS市場ではチャットボット・ボイスボットの2領域において圧倒的なシェアを誇っている。同社のAIソリューション・AI SaaSは4,330社以上の企業で導入され、コンタクトセンター向けでも、金融・通信・小売・BPOなどの業界を中心に、業務の生産性や顧客満足の向上を支えている。
こうしたPKSHA社の先端的な技術力は、VT社のサービス拡充において重要な役割を果たすと判断し、資本提携による強固なパートナーシップ構築に至った。
提携の概要
今回の資本業務提携により、PKSHA社はVT社に対して4億円の出資を行い、両社の強みを活かしてプロダクトの強化と市場の拡大を目指す。具体的には、VT社が展開する「VideoTouch」および「AIロープレ」に、PKSHA社の高度なAI技術や蓄積されたナレッジを掛け合わせることで、ユーザー企業に対して、より高度で効果的な教育体験を、低コストで提供することを目指すという。
また、両社の顧客基盤とノウハウを活用し、営業面においても連携することで、金融業界を皮切りに全産業のコンタクトセンターの市場開拓を進めていく。両社は協力してサービスの開発・提供を推進し、市場におけるNo.1ポジションのさらなる強化と、持続的な成長戦略の実現を目指す。
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(TOMORUBA編集部)