
「聴診DX」に取り組む九州発の研究開発型スタートアップ・AMI、シリーズCラウンドセカンドクローズを発表
医療の未来を切り拓くAMI株式会社は、2025年3月24日、シリーズCラウンドのセカンドクローズを発表した。今回の資金調達では、株式会社日本政策投資銀行(DBJ)およびDMG森精機株式会社を引受先とした第三者割当増資を実施。これにより、同社が推進する「聴診DX」のさらなる普及と、医療現場への技術導入が加速する見込みだ。
「聴診DX」の進化と資金の活用
AMI株式会社は、AI医療機器の研究開発や遠隔医療サービスの社会実装を手掛ける九州発のスタートアップ企業だ。今回の調達資金は、以下の3つの柱に活用される。
「心音図検査装置 AMI-SSS01シリーズ」の販売拡大
本製品はすでに薬事承認を取得しており、汎用心音計(クラスⅡ)として管理医療機器に分類される。心疾患の早期発見と診断の精度向上に寄与することが期待されている。
遠隔医療支援システム「クラウド超診®」の普及
遠隔診療の質を高め、特に医療過疎地域や離島における診療環境の向上を目指す。NHK WORLD JAPANの番組『Biz Stream』でも取り上げられたように、同社の技術は既に社会的なインパクトを与えている。
デジタルバイオマーカーの研究開発
心疾患の早期発見および重症化予防を目的としたデータ活用を進める。AI技術を活用し、より精度の高い診断支援ツールの開発に取り組む。
投資家の期待とコメント
今回の資金調達により、AMIは日本を代表する製造業および金融機関との提携を強化する。
【DMG森精機との連携】超聴診器の品質向上とグローバル展開へ
最先端の製造技術を持つDMG森精機と協力し、「超聴診器」の品質向上および量産体制の強化を進める。これにより、より多くの医療機関での導入が可能となり、国内外での普及を加速させる。また、同社は「健康経営銘柄」や「健康経営優良法人(ホワイト500)」に選出されており、医療機器メーカーとしての信頼性も高い。AMIは、こうした企業のノウハウを活用し、医療の発展に寄与することを目指す。
【日本政策投資銀行(DBJ)との連携】地域医療と社会的インパクトの創出
DBJの支援を受けることで、SDGsやESG経営の観点からも意義のある取り組みを推進。特に、医療過疎地域での遠隔医療体制の整備を進め、社会課題の解決に貢献する。「聴診DX」を活用した診療体制の強化を目指し、持続可能な医療環境の実現に向けて挑戦を続ける。
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(TOMORUBA編集部)