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国内最大級の美容医療プラットフォーム『トリビュー』、シリーズCラウンドのセカンドクローズで6億円を調達
国内最大級の美容医療口コミ・予約アプリ『トリビュー』を運営する株式会社トリビューは、シリーズCラウンドのセカンドクローズにおいて6億円の資金調達を完了した。これにより、同ラウンドでの調達額は総額23億円、累計調達額は約40億円に達した。今回の資金調達には、日本ベンチャーキャピタル株式会社(NVCC)、ユナイテッド株式会社に加え、新たに韓国系ベンチャーキャピタルが参画。さらなる事業拡大と人材採用の強化に向けた積極投資を行う。
美容医療市場における成長戦略
トリビューは、美容医療市場におけるクリニック予約シェア拡大を目指し、2024年10月にシリーズCラウンドのファーストクローズで約17億円を調達。今回のセカンドクローズでは、新規事業展開を視野に入れた成長戦略を推進するため、新たな資本参加を得る形となった。
調達資金の使用用途
今回調達した資金は、主に以下の2つの分野に投じられる。
① 事業投資の強化
トリビューのさらなる認知拡大を目的としたマーケティングに加え、AI技術を活用した機能開発を進める。特に、施術検討から受診までのプロセスをよりスムーズにするためのデータ活用や、電子カルテなど外部システムとの連携強化に取り組む。これにより、美容医療クリニックのオペレーション効率化を支援し、国内外でのブランド確立を目指す。
② 人材採用の拡大
2025年末までに約70名の採用を予定。プロダクト開発、マーケティング、事業企画、セールスなどの部門を中心に、経営層ポジション(CxO)を含む人材採用を強化する。
トリビューは2017年10月のサービス開始以来、リアルな口コミを基にした美容医療情報提供を通じて、市場の透明性向上に寄与してきた。施術ごとの侵襲度やダウンタイム、価格相場、満足度を比較できる点がユーザーに評価され、2024年10月時点で累計150万ダウンロード、GMV(流通取引総額)200億円を突破。売上成長率は前年比175%を記録し、日本最大規模の美容医療プラットフォームへと成長している。
現在、月間利用者数30万人、累計14万件以上の口コミを蓄積し、非連続的な成長に向けた新規事業開発を推進。自由診療市場全体の創出にも貢献し、より多くのユーザーが「ありたい自分でいられる世界」を実現できるよう取り組んでいく。
また、新規事業領域への展開や、国内外での市場拡大に向けたパートナーシップの構築も視野に入れており、引き続き投資家や事業者との連携を強化していく方針だ。
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(TOMORUBA編集部)