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ショッピングアシストアプリ『PLUG』運営のSTRACT、累計調達額14.1億円に到達
ショッピングアシストアプリ『PLUG(プラグ)』を提供する株式会社STRACT(以下「STRACT」)は、シリーズA 2nd Closeの資金調達を実施し、累計調達額が14.1億円に達した。今回の資金調達には、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、New Commerce Venturesなどの機関投資家に加え、持田 昌幸氏(Tybourne Capital Management 日本株投資責任者)らの個人投資家も参加。資金はプロダクト開発、組織強化、マーケティングに活用され、さらなる成長を目指す。
EC市場を変革する『PLUG』とは?
『PLUG』は、提携する1,500以上のECサイトで利用可能なキャッシュバックやクーポン、最安値情報を自動で発見・通知するショッピングアシストアプリだ。ユーザーの購買データを活用し、パーソナライズされたオファーを提供することで、EC事業者のLTV(顧客生涯価値)向上を支援する。
2022年3月の正式リリース以来、『PLUG』は順調に成長を遂げており、2024年1月末時点でのアプリダウンロード数は150万を突破。流通取引総額(GMV)は8四半期連続で過去最高を更新し、2024年1Qから2025年1Qにかけて308%の成長率を記録した。
調達資金の活用と今後の展望
STRACTは今回の資金調達を通じて、以下の領域に投資を行う予定だ。
プロダクト開発の強化
インタフェースの研究開発を進め、よりスムーズな購買体験を実現する。
計算機資源への投資
AIの活用を含む最適化アルゴリズムの強化を図る。
組織拡大
ソフトウェアエンジニアやプロダクトマネージャー、データサイエンティストなどの専門職を積極採用し、体制を強化する。
マーケティング活動の推進
ユーザー数のさらなる拡大を目指し、ブランド認知向上に取り組む。
伊藤氏は「PLUGは今後10年でECのインフラとなることを目指している。ユーザーが簡単・安心・経済的に最適なショッピング体験を享受できる世界を創る」とコメントしており、今回の調達はその実現に向けた大きな一歩となる。
Eコマース市場は拡大を続ける一方、ユーザーは情報過多に悩まされ、最適な購買体験を得ることが難しくなっている。そんな中、最安値やお得なオファーを自動で提案する『PLUG』は、新たな購買スタイルを提案し、EC市場に変革をもたらそうとしている。
STRACTは「インタフェースの力で、テクノロジーの恩恵をすべての人へ」というミッションを掲げており、EC市場における新たなデファクトスタンダードを目指す。今回の資金調達を追い風に、さらなる成長が期待される。
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(TOMORUBA編集部)