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光パターン形成LED照明「ホロライト・シリーズ」の開発・製造・販売を手がけるパイフォトニクス、豊田合成からシリーズCラウンドにおける資金調達を実施

光パターン形成LED照明「ホロライト・シリーズ」の開発・製造・販売を手がけるパイフォトニクス、豊田合成からシリーズCラウンドにおける資金調達を実施

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光パターン形成LED照明「ホロライト・シリーズ」を開発・製造・販売するパイフォトニクス株式会社は、2024年12月、豊田合成株式会社を引受先とするシリーズCラウンドでの資金調達を完了した。この資金調達により、開発体制・営業体制を強化し、同社のグローバル事業展開を本格化させる計画だ。

グローバル展開の布石

パイフォトニクスは、光技術を駆使したホロライト・シリーズを通じて、製造業や鉄鋼業界を中心に高い評価を獲得している。特に2022年の米国展示会以降、クレーン用安全照明としての需要が急拡大。これを受けて、2025年にはインド、メキシコ、韓国、ドイツなどの国際展示会に積極的に出展し、製品の技術的優位性をアピールしている。

また、豊田合成との連携により、同社の海外拠点での製品導入を皮切りに、新規市場開拓を進めていく計画だ。この協力体制はパイフォトニクスの技術力と豊田合成の販路・ノウハウを融合させ、より広範な市場への進出を可能にする。

体制強化で成長を加速

今回の資金調達を活用し、同社は以下の取り組みを進める。

1.開発体制の強化

新たに技術部長が就任し、代表取締役が兼務していた技術部長職を引き継いだ。これにより、プロジェクト管理や組織マネジメントが一層強化され、製品開発が加速すると期待されている。

2.営業体制の改革

営業人材の採用を拡大し、守りの営業から攻めの営業へ転換。既存顧客への深耕提案や、製品の差別化を図る戦略を推進。さらに、展示会や現地ニーズのフィードバックを通じ、効率的な製品改良と販売戦略を構築する。

3.連携体制の深化

豊田合成とのパートナーシップを強化し、新規ビジネスや既存ビジネスの拡大を目指す。両社の技術とリソースを最大限に活用し、相互成長を促進する。

パイフォトニクスは、2026年の名古屋証券取引所への上場、2028年の東京証券取引所への上場を視野に入れている。この長期計画のもと、光パターン形成LED照明のグローバル展開をさらに推進し、技術革新を牽引する企業として成長を続けていく方針だ。

豊田合成の山野直樹氏は、「光技術を活用した安全対策が労働環境の改善に寄与することを期待している」とコメント。既存株主である村口和孝氏も「アナログとデジタルの融合が進む時代において、同社の技術革新は多くの事業機会を生むだろう」と期待を寄せている。

関連リンク:プレスリリース

(TOMORUBA編集部) 

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