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営業の効率化と人材育成を革新するスタートアップ、amptalkがシリーズAで10億円を調達。AI活用の新プロダクトを開発へ

営業の効率化と人材育成を革新するスタートアップ、amptalkがシリーズAで10億円を調達。AI活用の新プロダクトを開発へ

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営業の効率化と人材育成を革新するスタートアップ、amptalk株式会社(以下、amptalk)は、シリーズAで10億円の資金調達を実施した。同社は「日本の受注率を上げる」というビジョンを掲げ、営業支援ツールの開発と普及に取り組む企業で、この資金調達により累計調達額は14億円に達した。

また、マルチプロダクト展開に向け、営業の人材育成を行うAIトレーニングツールとして「amptalk coach」のベータ版提供を発表した。

商談解析からトレーニングへ――amptalkの進化

amptalkはこれまで商談解析ツール「amptalk analysis」を中心に、営業現場での会話データを活用して生産性を向上させるプロダクトを展開してきた。このツールは富士通やイトーキなど多くの大手企業に導入され、BtoB営業組織から高い支持を得ている。

新たに発表された「amptalk coach」は、営業資料や顧客事例を学習した生成AIを活用し、営業担当者が仮想的に商談を練習できるツールだ。ロールプレイングを通じて知識を実践に移すことで営業スキルを効率的に定着させることが可能であり、トレーニング内容にはAIによる評価やフィードバックが含まれ、実践的かつ継続的な学習を支援する。

営業組織が直面する課題

総務省の労働力調査によると日本国内には約848万人の営業職従事者がいるが、少子高齢化や離職率の増加や新型コロナウイルスによる営業スタイルの変化など、多くの課題に直面している。amptalkは、以下のような営業組織の課題に取り組むことで、営業現場の変革を目指す。

・間接業務の増加:議事録作成やデータ入力など、非効率な作業の負担を軽減

・営業プロセスのブラックボックス化:可視化とデータ活用により、営業活動の透明性を向上

・トレーニング機会の不足:AIトレーニングで現場に即した学習機会を提供

今回の資金調達の背景と期待

今回の資金調達には、グローバル・ブレインやAngel Bridgeなどのベンチャーキャピタルが参画。投資家からは、同社の高い技術力と迅速な実行力が評価されており、営業の未来をリードする存在である。加えてamptalkのプロダクトは、音声データを活用した商談解析の高精度化や多様な営業課題への対応力で他社との差別化を実現していることもあり、今後の動向に期待されている。

日本の営業現場をより効率的で生産的なものに変えるため、amptalkが切り拓く未来に注目が集まりそうだ。

関連リンク:プレスリリース 

(TOMORUBA編集部) 

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