SAR衛星開発を行う、衛星データのソリューションプロバイダー・Synspective、新たに70億円を調達
小型SAR衛星の開発・運用からSARデータの販売と解析ソリューションの提供を行う株式会社Synspectiveは、野村スパークス・インベストメント株式会社が運用する日本グロースキャピタル投資法人、ジャフコグループ株式会社が運用する投資事業有限責任組合、みずほキャピタル株式会社が運用する投資事業有限責任組合などから、シリーズCラウンドによる第三者割当増資により70億円の資金調達を実施したことを発表した。
これにより、Synspectiveは創業以来、第三者割当増資による累計調達額は281.9億円、融資契約額は83億円を達成したこととなる。
資金調達の背景及び目的
Synspectiveは小型SAR衛星の開発・運用と衛星による観測データを活用したソリューションサービスの提供をワンストップで行う企業。同社は、2024年3月13日、自社4機目の小型SAR衛星「StriX-3(ストリクス・スリー)」を打ち上げ、軌道投入と通信、アンテナ展開に成功した。2020年代後半には30機の小型SAR衛星コンステレーション構築をすることにより、広範囲、高頻度の地上観測を可能にするシステムの構築・運用を目指す。
今回新たに調達した資金は、主に小型SAR衛星の開発・製造・打上・運用、量産施設の本格稼働に向けた準備、および衛星データソリューションの開発とグローバル展開等に充て、更なる事業拡大を目指すという。
第三者割当増資引受先(順不同)
・野村スパークス・インベストメント株式会社が運用する日本グロースキャピタル投資法人
・ジャフコグループ株式会社が運用する投資事業有限責任組合
・みずほキャピタル株式会社が運用する投資事業有限責任組合
・株式会社エースタートが運用する投資事業有限責任組合
・大和ハウスグループ投資事業有限責任組合
・りそなキャピタル8号投資事業組合
・豊田合成株式会社
・トヨタ紡織株式会社
・高橋直司氏
・成毛眞氏
・その他(一部非公開)
関連リンク:プレスリリース