AIを活用したキャリアコンサルタント業などを展開するフォワード、プレシリーズAラウンドで1億2000万円を調達
AIを活用したキャリアコンサルタント業・ビジネススキルのオンライン教育事業のサービスを開発・提供する株式会社フォワードは、JAFCO、三菱UFJキャピタル、Structured.、および個人投資家1名を引受先とした1億2,000万円の資金調達(プレシリーズA)を完了した。2023年7月のシードラウンドの調達と合わせて、これまで約2億円を調達している。
採用工数の最大80%削減を見込めるエースジョブのβ版をローンチ
フォワードは、AIを活用し企業の採用担当の業務を効果的・効率的にするSaaS型サービス「エースジョブ」のβ版をローンチした。エースジョブはフォワードが独自に行った約100社の人事への事前のヒヤリングで、中途採用を年間10名以上行なっている企業からは80%以上の導入意向を獲得している採用業務効率化サービス。新卒採用の業務においても活用できる。
企業の人材獲得は、労働人口減少時代における喫緊の課題となっている。採用においては、応募者ごとに書類の形式が異なったり、職種によって確認したいスキルが異なるなど、主に書類の読み込みから個人にカスタマイズしたスカウト文章の作成に工数が割かれる問題が発生し、ただでさえ難しい採用活動の難易度は日を増して上がっている。また、それをサポートする採用支援業(RPO)の市場は労働集約型の成長産業となっており、まさに生成AI型のプロダクトが力を発揮する領域だ。
徹底的な採用担当へのヒヤリングを経て生まれたエースジョブを活用するだけで、採用担当の工数を最大80%削減することを見込めるという。
この資金調達により、同社はエースジョブにまつわる人件費、特にエンジニアと営業職などへの投資、そしてAIを用いたキャリアコーチング、職務経歴書の作成、オンラインスクールなど既存事業への広告費用の増加を通じて、事業の拡大とサービスの向上を図る。
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