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オンラインアシスタント「フジ子さん®」運営のBPOテクノロジー、総額5億円調達

オンラインアシスタント「フジ子さん®」運営のBPOテクノロジー、総額5億円調達

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オンラインアシスタントサービス「フジ子さん®」を運営するBPOテクノロジー株式会社は、未来創生3号投資事業有限責任組合、日本インパクト投資2号投資事業有限責任組合、みずほ成長支援第 5号投資事業有限責任組合、PKSHA SPARX アルゴリズム1号投資事業有限責任組合、QXLV2号投資事業有限責任組合 、basepartners2号投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資により、総額5億円の資金調達を実施した。

資金調達の背景と目的

近年、日本の企業が直面する人手不足は一段と深刻化しており、労働生産性改善のカギとなるDXへの取り組みも、それに対応する人材確保が出来ず、進みづらい状況が見られる。また、働く側にも課題があり、ライフイベントや環境変化等により、高いスキルを持ちつつも就業機会に制約がある人が数多く存在している。

アメリカでは、経営者の約7割がオンラインアシスタントを活用しており、サービスを活用することで約2割のコストダウンを実現しているという統計データもある。このように、海外では、オンラインアシスタントは人手不足を解消する上で非常に利用しやすいサービスとして普及を続けている一方で、日本では利用した経験のある事業者の割合がわずか3%(同社調べ)と、ごく一部の利用にとどまっている。

同社は「オンラインアシスタントを、日本でも当たり前に。」を実現したいと考えているという。

今回調達した資金は、利用者数を拡大するためのマーケティング活動や、サービスを支えるオンラインアシスタント「フジ子さん」として活躍する人材の獲得、サービスの自動化に向けたデジタルレイバー(仮想知的労働者)をはじめとするシステム開発に投資することで、サービスを進化させてさらなる成長を目指すという。

オンラインアシスタント「フジ子さん」

オンラインアシスタント「フジ子さん」は、企業の成長に必要なノンコア業務と呼ばれるバックオフィス作業に対し、必要な時に、メールやチャットなどのオンラインでアシスタントに依頼することができるサービス。リーズナブルな料金体系で、採用・雇用・設備などのコストや、アシスタントを採用する求人・入社などにかかる手間や時間をかけることなく、様々な実務経験を持ったアシスタントがチームで連携し対応する。経理・人事労務・総務業務などの事務作業から、Webデザイン・サイト運営、翻訳、コール業務など、幅広い依頼が可能である。DX推進には欠かせない各種ツールの導入サポートや書類の整理、紙ファイルの作成などオフライン業務にも対応し、今後もサービス拡大を予定している。

インパクト投資

今回、インパクト投資※家として、参画した日本インパクト投資2号投資事業有限責任組合(通称、はたらくFUND)と共に、インパクトの創出を追求していくという。

※ 財務的リターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的及び環境的インパクトを同時に生み出すことを意図する投資行動を指す。

(The Global Steering Group for Impact Investment (GSG)より)

インパクトロジック

同社は、企業の人手不足の解消やDXの推進、就業機会に制約がある人が活躍する場の創出等の社会課題の解決に、ヒトとAIの最適なチームワークを探求しながら取り組むことで、人々の時間を増やし、幸せを増やすことを目指す。

実現に向けて論理的かつ具体的に取り組むために、同社では最終的な目標に向け、長期アウトカム、中期アウトカム、初期アウトカムを設定、経営を行っている。今後、これらのインパクトロジックを経営サイクルに組み込み、事業成長に加えて社会的インパクトも追求していくという。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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