ペレット式大型3D付加製造機開発・販売を手掛けるExtraBold、2.6億円の資金調達し三井化学と戦略的提携関係を構築
リサイクルプラスチック、バイオマスプラスチック、バイオプラスチック等を活用可能なペレット式大型3D付加製造機(3Dプリンター)「EXF-12」の開発・販売を手掛けるスタートアップ・ExtraBoldは、既存株主のベンチャーキャピタル、そして今回、新規株主として大手化学メーカーの三井化学を引受先とする第三者割当増資により、総額およそ2.6億円の資金調達を実施。
▲上写真:アークに導入した同社の大型3D付加製造機「EXF-12」
ExtraBoldは、EXF-12で培った樹脂押出に関する技術を活用し、新製品の開発を進めている。同時に、同社が提唱するGreen Creative™イニシアティブを通じて、樹脂材料に新たな価値をもたらし、サステナブルな社会実装の拡大に向けたグローバルな活動を進めている。
今回調達した資金は、これらの活動のさらなる加速と拡大を図るために使用される。さらに、三井化学との戦略的提携を実現。この提携の⼀環として、三井化学は最終製品として使用可能な素材開発を共同で行うため、該社の100%子会社であり試作から量産までの製品開発⽀援を⾏う業界国内最⼤⼿のアークに、同社の⼤型3D付加製造機「EXF-12」量産機Ver2.0を設置した。この提携は、持続可能な製造業の未来を追求する三井化学と、同社ExtraBoldのビジョンが一致するもので、リサイクルプラスチックやバイオマスプラスチック、バイオプラスチックなどの環境に優しい素材の活用を中心に、新市場の創出を強力に推進するという。
▲上写真:昨年三井化学と共同プロジェクトで製作したテーブルセット。アークが一部仕上げを担当。
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