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防災及び危機管理分野SaaSのスペクティ、総額15億円の資金調達を実施

防災及び危機管理分野SaaSのスペクティ、総額15億円の資金調達を実施

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防災及び危機管理分野におけるSaaSを提供する株式会社Specteeは、NVenture Capital株式会社をリードインベスターとし、インフォコム株式会社、株式会社ゼンリンフューチャーパートナーズ、株式会社NTTデータ、第一生命保険株式会社、みずほキャピタル株式会社、未来創造キャピタル株式会社(みずほリース株式会社CVC)の計7社を引受先として、第三者割当増資を行った。また、株式会社みずほ銀行、株式会社りそな銀行、株式会社商工組合中央金庫、株式会社日本政策金融公庫の計4社の金融機関からのデットファイナンスを加えて、総額15億円の資金調達を完了した。

資金調達の背景と目的

同社は創業以来、防災領域において最新の技術を活用したソリューションを展開してきた。主力のSaaSプロダクトであるAI危機管理ソリューション『Spectee Pro』は、2023年7月時点で顧客数は960を超え、直近3年間で約3倍となり、MRRは前年同月比160%以上で推移してきた。

『Spectee Pro』は、様々なデータを解析し、災害情報をリアルタイムに可視化・予測するクラウド型のSaaSとして、自治体の防災領域や報道機関において圧倒的なシェアを獲得し、さらに企業のBCPやサプライチェーンのリスク管理領域でも急速にシェアを伸ばしている。

また近年、気候変動などの影響から、世界規模で自然災害が増加しており、災害におけるAI等の最新技術の活用はグローバルで求められている。そのような背景から、昨年よりスペクティでは、国際協力機構(JICA)等のサポートのもと、フィリピンを中心に海外でのフィージビリティスタディを行ってきた。

今回の資金調達は、そういった気候変動の問題、自然災害への対応などのESGの観点で賛同した企業や金融機関による、同社のさらなる発展と本格的な海外展開の推進を目的とした成長投資となるという。

今後の展開

・成長領域であるサプライチェーンのリスク管理を中心とした製造業・物流業等への危機管理DXソリューションの強化・推進

・ 通信・エネルギー等のインフラ関連やスマートシティ関連ソリューションの強化・推進

・災害被害予測技術の強化

・東南アジアをはじめとした海外展開の推進

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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