モビリティのシェアリングプラットフォームなど展開するOpenStreet、22億円の資金調達
モビリティのシェアリングプラットフォーム「HELLO CYCLING」「HELLO MOBILITY」およびスマートパーキング「BLUU Smart Parking」を提供するOpenStreet株式会社は、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社をリードインベスターとし、複数社を引受先とする第三者割当増資により、約22億円の資金調達を実施した。今回の調達により累計調達額は約52億円となる。
また、2023年2月開催の臨時株主総会及び取締役会の決議により、末永 聡氏、須原 清貴氏を社外取締役として迎え経営基盤・ガバナンス体制を強化するという。
資金調達の目的について
同社は調達した資金により、モビリティのシェアリングプラットフォームの更なる拡大を図るとともに、新たな小型の電動モビリティの実装を行う。この電動モビリティは2023年7月に予定されている道路交通法の改正に伴い公道走行可能となる、特定小型原動機付自転車(特定原付)に該当する規格の車体。
この電動モビリティは、日本の道路交通事情とこれまでに蓄積した移動データを基に、安全確保・交通ルールの遵守に配慮し、走行時に安定性の高い車体を計画しているという。また、利用者の走行経路や速度等を集計・可視化したデータを行政と連携することで、特定小型原付の利用状況の実態把握、傾向分析に寄与し、より安心・安全な交通環境の構築を目指す。
▲モビリティの貸出・返却・給電拠点となるマルチモビリティステーション
引き受け先(敬称略、順不同)
・JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社「JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合」
・ENEOSホールディングス株式会社「ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社」
・SBIインベストメント株式会社「SBI 4&5投資事業有限責任組合」
・コンコルディア・フィナンシャルグループの株式会社横浜銀行「Hamagin DG Innovation投資事業有限責任組合(運営:株式会社DGインキュベーション)」
・東急不動産ホールディングス株式会社「TSVF1投資事業有限責任組合」(GP:SBIインベストメント株式会社)
・株式会社ゼンリンフューチャーパートナーズ「ZFP第1号投資事業有限責任組合」
・横浜キャピタル「きぼう投資事業有限責任組合」
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