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WAVE1×ショーケース | 資本業務提携、独自の防火管理AI診断システムで、自治体での実証実験を開始

WAVE1×ショーケース | 資本業務提携、独自の防火管理AI診断システムで、自治体での実証実験を開始

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マンションやオフィスビルなどの法定点検の報告書作成SaaS「点検エキスパート」を展開する株式会社WAVE1は、DXクラウドサービス事業を展開する株式会社ショーケースと資本業務提携し、防災DXを推進するVertical SaaSを共同開発することを発表した。

消防防災行政におけるニーズが高い防火管理分野において、消防設備点検報告書をデジタル化、データベース化するクラウドシステムを構築し、これらのデジタルデータの分析により火災リスクの判定、設備の不具合発生予測、改修時の費用予測などを行う防火管理AI診断システムを開発する(開発資金としてエクイティファイナンスを含め1.3億円調達)。

消防行政を専門分野としている関西大学教授の永田尚三氏(※1)をアドバイザリーボードに加えて、自治体での実証実験も開始し、早期の実用化を目指していく考え。

資本業務提携に至る経緯と背景

WAVE1は、2021年よりショーケースの子会社で投資支援事業を行う株式会社Showcase Capitalが運営するSmartPitch(以下、スマートピッチ)に参画。スマートピッチは、投資家とスタートアップベンチャーをピッチ動画(=プレゼン動画)でつなぐマッチングプラットフォームサービスで、180社の投資家(機関投資家、VC、CVC)と430社のベンチャー企業が参画している。

多くのマッチングの中で、WAVE1が持つ消防・防災に関する業務ノウハウとショーケースが持つSaaS開発ノウハウを組み合わせることにより高い事業シナジーが期待でき、また社会課題としてニーズが高い防災・減災におけるICTの利活用に大きく貢献できると判断したそうだ。

今後の展望としては、少子高齢化により益々、人員が不足すると見込まれる消防行政のDXを担うことで、安心安全な社会づくりの一端を担っていく考え。今回のDXクラウドサービスに強みを持つショーケースとの業務提携や継続的な資金調達により、今まで以上のスピード感をもった事業展開を目指すという。

WAVE1の事業とサービスについて

■会社・事業の概要

・消防設備の施工及びメンテナンス

・ビルメンテナンス業人材シェアリングサービス「ビルメ」開発・運営

・ビルメンテナンス業特化型SaaS開発・運営

■提供サービス概要(ビルメ/点検エキスパート)



防火管理AI診断システムの概要(特許出願中)


消防行政の予防業務の効率化を目指し、消防設備点検報告書のデータを始めとする官・民で取り扱うデータの利活用について、関西大学大学院消防行政(永田)研究室と共同研究を実施している。本研究については、既に東京消防庁を始め、全国の多くの消防本部から問い合わせがきているそうだ。

【永田 尚三(ながた しょうぞう)氏 経歴】※1

関西大学 社会安全学部 教授。長年、防災行政、消防行政、危機管理行政の研究に携わる。一般社団法人地域原子力防災支援協議会。日本公共政策学会公共政策フォーラム学生政策コンペ 4年連続入賞。2017年度は防災まちづくりが共通テーマで、熊本市賞受賞。『消防の広域再編の研究―広域行政と消防行政』武蔵野大学出版会 (2009) など著書多数。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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