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SAKE文化を発信するWAKAZE、宝ホールディングスと資本提携契約を締結、総額約10億円の資金調達を実施

SAKE文化を発信するWAKAZE、宝ホールディングスと資本提携契約を締結、総額約10億円の資金調達を実施

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「日本酒を世界酒に」をビジョンに日本とフランスから SAKE 文化を発信する株式会社WAKAZEは、宝ホールディングスと資本提携契約を締結、業務提携へ向けた協議を開始した。同時にジャフコグループをリードインベスターとして、宝ホールディングス、DBJ キャピタル、エッグフォワード、SMBCベンチャーキャピタルと個人投資家 1 名を引受先とした第三者割当増資により、シリーズBラウンドで総額約10億円の資金調達を実施した。宝ホールディングスとの協業並びに資金調達により「世界中でSAKEが造られ飲まれる世界」の実現を目指し、主にアメリカと中国での事業展開を加速していくという。

宝ホールディングスとの資本提携契約締結・業務提携検討の背景・目的

WAKAZEは「日本酒を世界酒に」をビジョンに2016年に創業、山形、東京・三軒茶屋での酒造りを経て2019年に世界の食文化の中心であるパリの近郊に醸造所「KURA GRAND PARIS」を創立、日本酒の伝統的な製法を重んじながらフランスの食文化や流行を取り入れ、南仏カマルグ産の米をはじめフランス産の原材料を用いた酒造りをしている。フランスでは日本酒との接点が薄かったミレニアル世代のファンを開拓し、3年間でフランスの日本酒/SAKE市場規模を2倍に成長させた。フランスで創り上げた多様な食文化と調和するSAKEの醸造レシピをベースに世界各地でSAKEを造り、文化として定着させることを目指している。

宝ホールディングスは「和酒・日本食文化を世界に」を事業ミッションのひとつとし、同社のビジョンと共鳴し事業上のシナジーも見込まれることから資本提携契約を締結し、業務提携の検討へと至った。宝ホールディングスとは製造及び流通の領域で協業を行うことを検討しているという。

製造における協業

同社は1つの製造拠点からの輸出を前提としたモデルではなく、その土地の風土や食文化に合わせたSAKEをその土地の原材料を使って造ることを目指している。これを実現していく上で、各地での醸造拠点の立ち上げと醸造技術人材の確保が課題となる。この課題を、アメリカで先行して酒造りを行い豊富な技術力とリソースを持つ宝ホールディングスとの協業により解決し、各地でのローカル生産を実現することが検討の狙いだ。同社がフランスで培った醸造レシピをベースに各地の文化や嗜好に合わせてローカライズしたSAKEを、優れた技術力をもつ宝ホールディングスとの協業により各地で醸造し提供することを目指す。

流通における協業

宝ホールディングス傘下の和酒及び日本食材卸会社を通じて、欧州及びアメリカにおいて同社の商品を販売する取り組みを行っている。今後この協業を拡大することで、世界各地へのディストリビューションにかかる時間を短縮することを目指す。

資金調達の目的

今回調達した資金は、欧州、アメリカ、中国を中心としたアジアでの事業拡大のための広告宣伝並びにアメリカでの拠点設立・人材採用、フランスにおける生産設備の拡張に充てる予定。

資金調達の概要

調達金額:約10億円

調達方法:第三者割当増資

第三者割当増資引受先(敬称略、順不同):

・ジャフコ グループ株式会社

・宝ホールディングス株式会社

・DBJキャピタル株式会社

・エッグフォワード株式会社

・SMBCベンチャーキャピタル株式会社

・個人投資家1名

関連リンク:プレスリリース 

(TOMORUBA編集部) 

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