ロッテ×日本ハイドロパウテック | 資本業務提携、革新的な加水分解技術を用い、チョコレート領域を中心に技術革新とアップサイクルを推進
株式会社ロッテは2022年12月28日(水)、日本ハイドロパウテック株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表した。
背景
ロッテのチョコレート事業は、1964年にガーナミルクチョコレートを発売して以来、ラミーやクランキー、V.I.Pチョコレート、ティラミスチョコレートなど、高い技術力に裏付けられた、高品質のブランドを数多く発売。同社の主力事業として成長してきた。
さらに、これまでに贈答用チョコレートを展開する株式会社メリーチョコレートカムパニーや、ポーランドで170年続く老舗チョコレートメーカー、ウェデル社の株式を取得し、チョコレート事業におけるポートフォリオの拡大を進めてきたという。
また、2022年1月には、サステナビリティとテクノロジー双方に特徴を持つDari K株式会社の株式を取得し、カカオ農家と直接関わる独自のサステナブル調達手法を取り入れた。今後もより一層、環境や人権に対する配慮や、社会に対する持続可能性といった社会課題を解決していくため、これからの時代に求められる活動や取り組みが必要だと、同社は考えているという。
資本業務提携の目的
日本ハイドロパウテック株式会社は、2014年に創業し、化学薬品を一切用いず極めて短時間で醸造物・発酵物を製造する技術(特許技術)を保有しており、食物繊維や炭水化物やタンパク質などの分子結合を切断し、任意のレベルまで低分子化させた粉末、液体原料を製造している「フードテック」領域におけるスタートアップ企業だ。
ロッテは、日本ハイドロパウテックとの資本業務提携を通じて「チョコレート」の領域を中心に技術革新とアップサイクル等に取り組み、今後新たな価値創出を図りながら社会課題解決を実践していくという。
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