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【コラム】社内新規事業プログラムの実践“中”事例(5)〜パーソルグループ「0to1」/プログラムの結果と効果

【コラム】社内新規事業プログラムの実践“中”事例(5)〜パーソルグループ「0to1」/プログラムの結果と効果

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【コラム執筆者 プロフィール】 長島威年(ながしま たけとし)

2006年、株式会社パーソルキャリア(旧インテリジェンス)に新卒入社。営業、転職サイトDODAの求人広告ライター/ディレクター、編集、CRMマーケティングを経験。2014年に組織開発/人材開発へ。2016年にパーソルホールディングス(旧テンプホールディングス)に出向・転籍。2017年より新規事業プログラム「0to1(ゼロトゥワン)」を担当。

本記事の位置づけ

新規事業担当者としては経験が少ないですが、以下2点を願い全5回の記事を書きます。(本記事は第5回目)

・新規事業担当者のみなさまに少しでも役立つ情報を伝えたい 

・アントレプレナー、イントラプレナー、投資家のみなさまと新規事業創出について様々な仕組みをより良くするための議論・意見交換をしたい

今や書籍やWebでは「社内新規事業の成功・失敗ノウハウ」のようなものは溢れているので、一般的なフレームワークというよりは、まさに現在進行形で実践中の内容をメインに生の情報をお伝えしていきたいと思います。新規事業の成功率が1000分の3(センミツ)と言われる中、正解がない取り組みですので、議論・意見交換の材料になれば嬉しいです。(執筆者とコンタクトを取りたい方は、Facebookを通じてご連絡ください)

<過去記事紹介/第1回記事> 社内新規事業プログラムの実践“中”事例 https://eiicon.net/articles/297

<過去記事紹介/第2回記事> 社内新規事業プログラムの実践“中”事例 https://eiicon.net/articles/317

<過去記事紹介/第3回記事> 社内新規事業プログラムの実践“中”事例 https://eiicon.net/articles/343

<過去記事紹介/第4回記事> 社内新規事業プログラムの実践“中”事例 https://eiicon.net/articles/367

連載最後となる第5回目は、実際に社内起業プログラムをしてどうだったのか?という「社内起業プログラムの効果」を記載します!

審査結果

2017年5月から始まった社内新規事業プログラム「0to1」は、最終審査が12月にあり、8ヶ月間のプログラムが終わりました。最終審査結果はこれからですが、支援プログラムから最終審査までの通過組数を記載します。最終審査まで通過したのは約4%という結果になりました。

起案者の声をご紹介

最終審査通過の結果はまだですが、「0to1」に参加頂いた起案者の声をご紹介します。

●新規事業は自分がやりきる、責任感を持つ覚悟が大事だと感じた

●専門性ある内容を、専門外の方に説明することが何より勉強になった

●現業務における見方が変わり、お客様への提案する広さ・深さが出た

●顧客の顕在課題ではなく潜在課題を掘り出せるとすごい価値になる

●自分に思い込みがあると視野が狭まることを身をもって体感できて良かった

●リスクをとって仮説検証サイクルをし続ける引き出しが増えた

来期に向けた課題

第1回でご紹介した「新規事業創出」「風土醸成」「人材育成」の観点から整理しました(まだ全て整理しきれないほど課題盛りだくさんですが…)。もちろん、良かった取り組みもありますが、課題の方が参考になると思い記載します。

おまけ:企業で新規事業を成功させる考え方

一般的なフレームワークになってしまいますが、書籍『ストラテジックイノベーション』の中にある「忘却・借用・学習」という考え方の納得感が高かったので、一部内容を抜粋してご紹介します。企業で新規事業を成功させる考え方ですが、日常業務においても大切なポイントになるかと思います!

この連載はこちらで終わりです。全5回お付き合い頂きありがとうございました。新規事業の起案プロセスと同様、運営事務局/担当者も試行錯誤を繰り返し(ピボット)、顧客のニーズ、解決策、提供価値を見つめ直しながら、外部環境・内部環境に適した形に常に変化する必要性を強く感じています。

葛藤が尽きないことですが、社員と会社、そして社会がよりよくなるサポートをしたいと思うみなさまのヒントになれば嬉しいです。最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

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