卵子凍結保管サービス等を提供するグレイスグループ、ジャパネットホールディングスから約2.4億円の資金調達
株式会社グレイスグループは、株式会社ジャパネットホールディングスと、同社を引受先とする約2.4億円の第三者割当増資について基本合意した。また、ジャパネットホールディングスが新たな福利厚生として導入予定である卵子凍結補助の制度設計サポートを行っている。導入後は、ジャパネットホールディングス社員が自分のカラダについて理解を深めつつ、自身が望むキャリアとライフプランを両立できる環境の整備に向けて、無償のドクターズセミナーなどを提供していくという。
資金調達の背景と協業内容
ジャパネットホールディングスは、世の中に埋もれているいいモノを「見つけて、磨いて、伝える」という3ステップを大切にされており、今回、卵子凍結という選択肢を通して、「一人でも多くの女性の子供を持ちたいという夢がかなう未来を創出する」という、グレイスグループのミッションに共感。通信販売事業を行うジャパネットホールディングスの全国ネットワークを通じ、プレコンセプションケアや卵子凍結の啓発を行う予定。
また、ジャパネットホールディングスは従業員に向けて、それぞれのライフプランに合わせながら長く活躍できるよう、新たに「卵子凍結費補助」の福利厚生を導入予定。今回の導入に伴い、無償のドクターズセミナーの開催をグレイスグループにてサポートする。卵子凍結における正確な情報や知識は、自身で調べるには複雑で不安を感じられる人も多いのが現状だ。専門医から直接話を聞ける機会を提供することで、納得した上で制度を利用できるよう支援していくという。
ドクターズセミナーは、杉山産婦人科理事長の杉山力一氏、グレイス杉山クリニックSHIBUYA院長の岡田有香氏など、卵子凍結を含め、第一線で女性のヘルスリテラシー向上に向けた啓発活動、プレコンセプションケアの推進を行っている産婦人科専門医が登壇する。
今後も、グレイスグループは各企業に向けて、各社が導入しやすい形を意識しながら、医学的にも社会的にも意義のある卵子凍結費用補助制度の福利厚生での導入サポートを行っていくという。
関連リンク:プレスリリース