Monozukuri Ventures、指輪サイズのIoT/ウェアラブルモジュールを開発する16Labに出資
ハードテック・スタートアップ特化型VCファンドを運営する株式会社Monozukuri Venturesは、株式会社16Labへ出資を実施した。
16Lab(じゅうろくらぼ)は指輪型デバイスに収まるような、小型IoT/ウェアラブルモジュールを開発するスタートアップ。
身の回りのモノ・コトのデジタル化・スマート化に伴い、私たちは日々多くのアプリを使用し、認証の頻度も増えている。情報通信白書によると、世界のIoT機器数は増加することが見込まれており、この傾向が続くことは明らか。そうした中で、IoT機器とシームレスな連携のソリューションとしてウェアラブルデバイスが注目されている。
16Labは独自の超低消費電力、超高精度3Dモーション解析技術、組込みセキュリティ技術により、世界最小のIoT/ウェアラブルモジュールを実現するという。このモジュールはBLE(通信)、IMU(モーションセンサー)、認証用セキュアエレメントを搭載しており、さまざまなセンサーと接続可能な拡張性を持っている。
このモジュールにより、日常生活の動線の中のありとあらゆるIoT機器と連携できる。
また、16Labはこのモジュールを活用したソリューションの一つとして指輪型のウェアラブルデバイスを開発している。同ウェアラブルデバイスはジェスチャー操作、非接触認証、電子決済、バイブレーションアラート機能を有しており、さまざまな業界のリーディングカンパニーから高い評価を得ている。
Monozukuri Venturesはシード〜アーリーステージのハードウェア・スタートアップへの投資と、試作・量産コンサルティングを通じて、世界中の起業家が高品質の製品を、少量でも素早く生産・販売することができる世界の実現を目指しているという。2021年2月には日米のハードウェア・スタートアップにフォーカスした「Monozukuri 2号ファンド」の一次募集完了を発表した。今後も引き続き国内機関投資家や事業会社と共に、世界に進出するハードウェア・スタートアップを支援していくという。
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