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GMOインターネット | Web3ベンチャーとGMOインターネットグループの架け橋となるWeb3ベンチャー支援特化のCVCを設立

GMOインターネット | Web3ベンチャーとGMOインターネットグループの架け橋となるWeb3ベンチャー支援特化のCVCを設立

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GMOインターネット株式会社は、2022年6月6日(月)に新会社「GMO Web3株式会社」を設立する方針を決定した。GMO Web3株式会社は、Web3ベンチャー支援に特化したハンズオン型コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)となる。

GMOインターネットグループは、1995年のインターネット事業開始以来、インターネットやITに関する革新的な技術研究や新規事業の展開を続けている。ブロックチェーン技術に関する研究・事業運営も2015年に開始し、今年で7年目を迎える。

この度、設立予定のGMO Web3株式会社では、GMOインターネットグループのWeb3ベンチャー支援機能を集約し、継続して研究・事業運営を行ってきたブロックチェーン技術やインターネット金融・暗号資産関連事業で培ってきた技術・ノウハウ等をWeb3ベンチャーに提供することで、国内Web3市場の活性化及びWeb3ベンチャーの成長に貢献するとともに、Web3ベンチャーとGMOインターネットグループを繋ぐ”架け橋”としての役割も担っていくという。

今後、2022年6月下旬の会社設立に向け、新会社の運営体制構築を進めていく計画だ。

役員候補者

Web3ベンチャーへの多角的かつ強力な支援を実現すべく、GMOインターネットグループに所属するWeb3関連事業領域のプロフェッショナルと、ベンチャー企業経営・Web3関連事業領域に深い知見を持つ外部有識者による役員体制を構築する。

■役職 /氏名/所属 /専門分野(敬称略)

・会長 /熊谷 正寿/GMOインターネット株式会社 代表取締役グループ代表/IT企業創業・経営

・代表取締役社長/内田 朋宏/GMOインターネット株式会社 グループ投資戦略室長/グループの仲間づくり(M&A)/投資戦略

・取締役/増島 雅和/森・濱田松本法律事務所/金融関連規制、FinTech、M&A、ガバナンス

・取締役 /内藤 裕紀/株式会社ドリコム 代表取締役社長/IT企業創業・経営、エンターテイメント領域のWeb3事業開発

・取締役 /堀内 敏明/GMOインターネット株式会社 グループ専務執行役員/AI・ブロックチェーン等の先端技術の研究開発/技術支援

・取締役/佐藤 健太郎/GMOペパボ株式会社 代表取締役社長/Webクリエイティブ、クリエイター支援

・取締役/中村 健太郎/GMO-Z.com Trust Company, Inc. CEO/ステーブルコイン開発・運用

・取締役/牧田 誠/GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 代表取締役/攻撃者目線のサイバーセキュリティ

・取締役/牧田 哲/GMOインターネット株式会社 システム統括本部インフラ・運用本部本部長/ブロックチェーン・マイニング運用

・取締役/小谷 紘右/GMOコイン株式会社 取締役 /暗号資産(仮想通貨)取引所/IEO支援

・取締役/林 剛生/GMOあおぞらネット銀行株式会社 経営企画チーム長 /インターネット金融事業の企画・事業開発

(※)顧問として、新規事業開発・事業グロースのプロフェッショナルである元株式会社ディー・エヌ・エー代表取締役社長兼CEOの守安 功氏が就任予定となっている。

背景

Web3は世界的なムーブメントを巻き起こしており、国・地域を問わずWeb3関連事業を主とする企業の設立が相次いでいる。他方で、日本国内においてWeb3関連事業を行うにあたっては、以下のような課題がある。

■Web3ベンチャーの課題

1.トークンの発行・調達が難しい

・トークン発行法人に対する会計基準が未整備となっており、上場に必要な監査が受けられない。

・トークン発行法人が発行したトークンの含み益に法人税課税が発生する。

・トークンの販売は暗号資産交換業のライセンスが必要。

2.既存金融機関からの調達が難しい。

3.Web3関連事業のアイディアを具現化するための、技術リソースの確保が難しい。

 

GMO Web3株式会社による支援内容

Web3ベンチャーの抱える課題の解決に向け、GMOインターネットグループが持つWeb3関連事業に関するノウハウ、技術を活かした次のソリューションを提供する。

1.ブロックチェーン技術、マイニング、暗号資産(仮想通貨)取引所、ステーブルコイン、NFTを事業化してきた経験豊富なエンジニアによる技術支援

2.GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社に所属するホワイトハッカーによるブロックチェーンのセキュリティ支援

3.ベンチャーキャピタルとしての資金支援(出資)

4.上場ノウハウ支援

5.IEO(トークン販売)支援

6.融資による支援

今後は、ミートアップによるピッチ等も予定しているそうだ。

Web3とは

「Web3」は、ブロックチェーン技術・分散型自立組織(DAO)(※)を中心とした分散型の新しいインターネットのあり方やそれを支える革新的なWebサービスのことを指す。ブロックチェーンを活用することにより、特に金融分野におけるピアツーピア形式の取引を可能としていることが特徴で、中央銀行や政府機関を介さない金融取引を行うことができる分散型金融(DeFi)や暗号資産取引所を介さずにトレーダー間で暗号資産取引ができる分散型取引所(DEX)等が代表なサービスとなっている。

これまでのインターネットにおいては、SNSや動画プラットフォームを運営する企業に情報が集中し、中央集権型の情報流通が行われるという問題が出ていた。この課題を解決する新たな情報流通の仕組み・ビジネスモデルとして、Web3は世界的なムーブメントを巻き起こしている。

日本においてもWeb3に向けた動きは加速しており、政府においてはWeb3推進の方針を「経済財政運営と改革の基本方針2022」に盛り込むなど、新たな成長戦略の柱とすることを決めている。GMOインターネットグループは、これからの国内市場を担うWeb3ベンチャーに寄り添い、ともに成長を続けていく考えだ。

(※)ブロックチェーン上で運営される非中央集権型の意思決定組織

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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