ラピュタロボティクス×三菱倉庫 | 資本業務提携、物流現場向け自動化ソリューションの普及を推進
ラピュタロボティクス株式会社と三菱倉庫株式会社は、物流現場における自動化ソリューションの普及を一層加速させるべく、資本業務提携を締結したと発表した。
背景と目的
物流業界は、EC市場の急成長や消費者ニーズの多様化により物流量が増加する一方で、少子高齢化による慢性的な働き手不足という深刻な課題を抱えており、自動化ソリューションを活用した省力化・省人化が急務となっている。従来の人力による物流オペレーションに限界を感じ、ロボットやテクノロジーを活用し、DXを実現させたい物流業者は数多く存在する。
両社は、ラピュタロボティクスが実施した第三者割当増資の一部を三菱倉庫が引き受ける形で、資本業務提携関係を築いた。今後の取組みとしては、多様なロボティクスソリューションの実証実験に向け、協業していく予定だという。
ラピュタロボティクスとは
ラピュタロボティクスは、アインシュタインをはじめ、数々の著名研究者を輩出しているチューリッヒ工科大学(ETH Zürich)発のベンチャー企業だ。「ロボットを便利で身近に」(「Making robotics attainable and useful for anyone」)をビジョンに掲げ、世界でも最先端の群制御技術および人工知能技術を活用した次世代クラウドロボティクス・プラットフォーム「rapyuta.io」の開発と、「rapyuta.io」を活用した、ロボティクスソリューションの開発・導入・運用支援を行っている。世界20ヵ国以上から結集した、高い開発技術力を誇る優秀なエンジニアとバイリンガルで物流業界に精通した営業チームのタッグにより、顧客に最適なソリューションを提案している。
三菱倉庫とは
三菱倉庫は、三菱の銀行業と倉庫業の前身「三菱為換店」の倉庫部門を源流とする「有限責任東京倉庫会社」として1887年に創業し、1918年に「三菱倉庫株式会社」に商号を変更した。倉庫業に港湾運送業、陸上・海上・航空輸送による国際輸送業を加え、包括的でグローバルな物流サービスを提供し、企業の物流アウトソーシング需要に応えている。また、データセンター対応オフィスビルの開発・賃貸を中心に、商業施設、住宅も取り扱う不動産事業も行っている。
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