ファイバーゲート×ナチュラニクス ｜ 業務提携契約、電動バイクと急速充電ステーションの社会実装を目指す
独立系Wi-Fiソリューション企業の株式会社ファイバーゲートは、2022年3月4日、急速充電ができる電動バイクなどを開発する株式会社ナチュラニクスと、業務提携契約を締結したと発表した。同時にファイバーゲートは、転換社債型新株予約権付社債の引受を行うことを決定した。
本件の概要
本件は、ファイバーゲートグループが2022年3月より開始する再生可能エネルギー（以下、再エネ事業）のトライアル、および今後の再エネ事業開発を推進するため、急速充電をはじめとする先進的な技術力・ノウハウをもつナチュラ二クスと連携することを目的としたものだ。ファイバーゲートはナチュラニクスへの成長資金を提供するとともに、営業企画や販売戦略等の支援を行い、再エネ事業の成長に貢献すべく邁進していく考えだという。
ナチュラニクスの取り組みについて
ナチュラニクスは、「人類と自然が千代に渡り調和し続ける世界を実現する」をビジョンに掲げ、ミッションである環境負荷の低減を可能とする電動モビリティの普及を促進させるため、世界で初めて３分で充電が完了する電動バイクや急速充電を可能とする充電ステーションを実現してきた。
アパート・マンション居住者の近距離移動に、ナチュラニクス社が製造する電動バイク、充電ステーションを利用することで、太陽光発電によるエコな電力でバイクの充電を行い、１人当たりが移動に必要とするエネルギー量と、１日に生成する再生可能エネルギー量のバランスについて検証を進めていく。
「ファイバーゲート」とは
独立系Wi-Fiソリューション企業として、機器製造から電気通信サービスまでを一貫して手がける北海道の企業。マンション・アパート等の賃貸物件オーナー向けの『ホームユース事業』と、観光施設や各種店舗・商店街、商業施設の施設運営者向けの『ビジネスユース事業』を展開。グループ会社として2021年、再生可能エネルギー（電力）事業を開始。通信を通じて人々の豊かな暮らしを支えながら、環境にも配慮した社会課題解決型企業として便利かつ安心できる環境を提供している。
「ナチュラニクス」とは
2015年に島根大学にて創業した大学発ベンチャー企業。３分で充電できる電動バイクをはじめ、名古屋大学トヨタ講座、2014年ノーベル物理学賞を受賞した名古屋大学天野浩教授らと共に、次世代の環境性能を有する電気自動車の開発など、電動化モビリティの研究・開発・製造・販売を行っている。ミッションとして、“電動モビリティの普及を促進させる”を掲げ、ミッションの目的である“再エネ生成量＝人の移動エネルギー消費量”を実現し、ビジョンである“人類と自然が千代に渡り調和し続ける世界の実現”を目指して日々活動している。
なお、2022年3月7日には、リアルテックホールディングス株式会社が運営するリアルテックファンドも、ナチュラニクス社に出資したと発表している。投資家からのコメントは以下のとおりだ。
■リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー 武川 敏也氏
『ナチュラニクス社の金澤社長は、パワーエレクトロニクスの研究開発に長年注力されてきました。現在では東京都墨田区にある研究開発型ベンチャー企業のためのインキュベーション施設「センターオブガレージ（COG）」に拠点を構え、長年培った技術を柔軟な発想力をもって組み合わせ、墨田区で実証実験がスタートすることになりました。
技術的に難易度の高い小型モビリティ充電市場のポテンシャルは大きく、また、ナチュラニクス社のビジネスは地域課題解決もグローバル展開も可能な点で、まさに「グローカル」なベンチャーと言えます。リアルテックファンドは世界の課題解決に資する経営者を支援する為のエコシステムであり、これからもナチュラニクス社と共に全力で走ってまいります。』
※トップの画像は、ナチュラニクスが開発した「急速充電用バッテリモジュール」を搭載した電動バイクとオベリスク＝記念碑として“新たな時代の幕開け”を意味するオベリスク型急速充電ステーション。
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