シーン映像分析のRUN.EDGE、プレシリーズB追加ラウンドを実施
スポーツや教育をはじめとする様々な分野で映像分析プラットフォームを提供するRUN.EDGE株式会社は、2021年9月に実施したプレシリーズBに加え、アシックス・ベンチャーズ株式会社、W ventures、岡三キャピタルパートナーズ株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、CiPファンド、KDDI Open Innovation Fund 3号を引受先とする第三者割当増資を実施し、総額約7.7億円のプレシリーズBラウンドを完了した。
RUN.EDGEは、世界に新しい映像体験を提供するため、特許技術「映像シーン再生」をベースに、スポーツ分析SaaS「PITCHBASE」「FL-UX」をはじめとして、様々な分野で映像のシーン活用を可能にするプラットフォームの開発・提供をしている。今回プレシリーズBラウンドで調達した資金により、「PITCHBASE」「FL-UX」の本格的なグローバル展開、また、プラットフォームを活用した、教育、エンタープライズ分野等への他業種展開を実施していくという。
野球向けアプリケーション「PITCHBASE」は、日本(NPB)と米国(MLB)において14以上のプロ球団で採用されている。また、サッカー・バスケ・ラグビー他フィールドスポーツ向けアプリケーション「FL-UX」は、Jリーグクラブ、Bリーグクラブ、欧州リーグクラブをはじめとした国内外の80以上のトッププロ・アマチュアクラブに利用されている。今後、プロダクト・技術をよりレベルアップさせるとともに、国内はもちろんヨーロッパとアメリカを中心にグローバル展開を進めていくという。
更に、オンライン教育向けサービス「TAGURU」は、すでに導入が始まっている大学、小・中・高等学校への展開を本格化し、教育のデジタル化・アクティブラーニングをベースにした新たな教育のカタチを創出することを目指していく。
そして不動産・建築現場の領域、エンターテイメント領域など、その他の領域でも導入・トライアルが始まっており、大量の映像ソースをシーンで活用し、コミュニケーション・コラボレーションによる価値提供を進めていくという。
RUN.EDGEについて
RUN.EDGEは、富士通株式会社の事業から独立・カーブアウトし、スカイライトコンサルティング株式会社と共同で活動を開始。RUN.EDGEの社名には、世界の最先端を走り、テクノロジーの発展を牽引していくと共に、洗練されたプロダクトで世界中に今までにない体験を提供し、新しい文化を作りたいという、想いが込められている。
2020年には、KDDI Open Innovation Fund 3号、株式会社メディアシーク、データスタジアム株式会社、Spiral Capital Japan Fund 2号、株式会社Link-U、株式会社クロップス、クイックソフト株式会社、旺文社イノベーションファンド1号を引受先とするシリーズAラウンド資金調達を実施し、また昨年2021年には株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ、Sony Innovation Fund、三菱UFJキャピタル株式会社、日本リビング保証株式会社を引受先とする第三者割当増資、そして株式会社日本政策金融公庫からの特別貸付(資本性劣後ローン)をプレシリーズBの先行ラウンドとして実施した。
▲PITCHBASE 画面
▲FL-UX Football 画面
▲TAGURU 画面
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