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ACALL×鹿島建設 | 自社オフィスで実証実験を開始、働く環境におけるウェルビーイングや生産性の変化を調査

ACALL×鹿島建設 | 自社オフィスで実証実験を開始、働く環境におけるウェルビーイングや生産性の変化を調査

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”働きやすさ、を実装する。WorkstyleOS(ワークスタイルオーエス)”を提供しているテクノロジー企業、ACALL株式会社は、鹿島建設株式会社とともに、緑などの自然の要素を室内空間に取り込むバイオフィリックデザイン※に、光や音などの能動的な環境制御を融合させた五感に訴えるウェルネス空間「そと部屋」を活用した実証実験を2月1日より開始した。ACALLの東京オフィス内に「そと部屋」を設置し、スタッフのバイタルデータ収集やアンケート調査を行い、働く環境によるストレスの増減や、生産性の変化を研究する。

※バイオフィリックデザイン:自然とのつながりを意図したデザインを表す総称で、バリエーションは幅広く、室内緑化はその一つとして位置付けられる。

ビジョン・背景

ACALLでは「Life in Work and Work in Life for Happiness」をVISIONとして、多様なワークスタイルを実現することで、人々の「くらし」と「はたらく」を自由にデザインできる世界の実現を目指し、これまでWorkstyleOSを開発・提供してきた。テクノロジーによって働く場所や時間、仕事のオンオフを自分で自由にデザインできる環境を実現することが働きかたの理想形だと考え、サービス開発を続けている。

新型コロナウイルス感染症の流行を契機にハイブリッドワーク(リモートワークとオフィスワークを組み合わせた働きかた)が浸透し、少しずつ「くらし」と「はたらく」は融和し始めてきているが、まだ働く場所や時間が固定・一律で、生活がないがしろになってしまっている人も多くいる。

仕事のオンオフを自分で自由にデザインできる理想的な環境を追及するためには、オフィスで働くか、リモートで働くか、どちらの場合が生産性が高いかを判断する客観的な指標が必要だが、既存のテクノロジーだとそこにアプローチするものはない。そのため、どの場所で働くとワーカーにとっても企業にとってもパフォーマンスがいいのか、ウェルビーイングが高まるのか、それを判断可能にするOSを今後同社が提供していきたいと考え、今回鹿島建設との実証実験を行うことにしたという。鹿島建設では、過去にそと部屋で休憩することでリラックス効果や知的生産性の向上が期待できること、打ち合わせで独創性のあるアイデアが出やすいことなどを研究しているが、ワーカーが実際に働きながらの調査は今回が初めてだという。

 

実証実験の内容

期間  :2月1日(火)~2月28日(月)

人数  :東京オフィスを利用する約50名のスタッフ

調査項目:心電位、脈波、加速度などのバイタルデータ収集とアンケート調査、

     WorkstyleOSによる在席状況等の把握

東京オフィスを利用する50名のスタッフのバイタルデータを、そと部屋の利用時とそうでない時で取得し、その変化を自律神経指標などで研究する。アンケート調査も行い、環境におけるストレスの増減や生産性の変化について調査する。また、WorkstyleOSによる在席状況なども活用し、利用率についても分析する。

そと部屋について

そと部屋は、バイオフィリックデザインに、空からの光を室内に模擬する天井装置「スカイアピアー」や屋外の音風景を快適に室内に取り込む音場制御装置「サウンドエアコン」を融合させた五感に訴えるウェルネス空間。ハイブリッドワークが普及し、オフィスで働く理由が求められるいま、本格的な導入が進められている。


▲東京オフィスに設置されたそと部屋の様子

■バイオフィリックデザイン

緑や木製の家具など、自然の要素を近景・中景・遠景にバランスよく配置することで、視覚・触覚・嗅覚の効果に加え、生物と親しむことによるやすらぎや刺激の効果を高める工夫を行う。

■スカイアピアー

空の見え方の特徴である、色と明るさのみが知覚される開口色を天井に出現させることで、天井を天空と錯覚させる奥行きのある光で空間を包む。開放感を高めながらも屋外のようにパソコンの作業画面が見えづらくならないよう、デザインされている。時間の経過によって色が自動で変わるため、日中や夕暮れを体感できる。

■サウンドエアコン

窓を開けたときに感じる屋外との一体感、開放的な心地良さは、地域に根差した音風景を室内に取り込むことで生じる効果の一つでもある。屋外の音風景が持つ本来の粗々しさは抑制しつつ、心地よい部分は強調することで、より快適な屋外との一体感を演出し、開放感とリラックス効果を高める。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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