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経理DXを推進するファーストアカウンティングが電子インボイス推進に向け累計約14億円の資金調達を実施

経理DXを推進するファーストアカウンティングが電子インボイス推進に向け累計約14億円の資金調達を実施

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ファーストアカウンティング株式会社は、今回シリーズCラウンドとして、第三者割当増資により約4億円の資金調達を行った。これにより同社の資金調達累計額は約14億円となった。

同社は、会計分野に特化したAIソリューション事業を展開しており、経理DXのニーズはますます増加している。紙データのデジタル化はもちろん、デジタル化されたデータを利用した業務効率化を促進するソリューションの開発に注力していくという。

主な投資家(※順不同)

BEENEXT2 Pte. Ltd.

ALL STAR SAAS FUND Pte. Ltd.

株式会社マイナビ

Scrum Ventures Fund III L.P.

KDDI 新規事業育成3号投資事業有限責任組合

ライドオン・エースタート2号投資事業有限責任組合

DEEPCORE TOKYO1号投資事業有限責任組合

株式会社エースタート

調達の目的と今後の展開​​

■Peppolアクセスポイント提供と関連ソリューション開発

同社は、請求書や領収書の経理系のOCRとしてNo.1のマーケットシェアを獲得(※)しているが、デジタル庁および会計ベンダーの業界団体の電子インボイス推進協議会が進めているPeppolに貢献すべく、Peppolのアクセスポイントの提供に向けて取り組んでいく。

Peppolにより請求書の根本的な電子化を進め、受取る請求書のみならず、大手のエンタープライズの販売管理システムの請求書の送付の電子化やAIによる売掛金の消込の実現を目指すという。

そのため、今後エンジニアの採用を積極的に行う方針であり、今回調達した資金を活用していく。

※デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社「OCRソリューション市場動向 2021年度版」

■インボイス制度導入を見据えた経理DXを推進する開発体制へシフト

プロダクト開発チームは、現在少数精鋭メンバーで開発を続けているが、調達資金を活用してエンジニアの採用を積極的に行う方針。

同社が提供している「Remota」は買掛金(請求書支払)業務のソリューションサービスで、現在大手エンタープライズ企業の顧客を中心に利用されている。より強固な開発体制を構築することで、

1.買掛金業務を圧倒的に効率化する先進的な機能の開発

2.安定的なサービス運用のためのインフラの整備やSRE体制の構築

3.QA体制を強化し品質の高いプロダクトの提供

などを実現し、「Remota」をより使い勝手良く、多くの顧客に愛されるプロダクトに改善していくという。

また、同社は2021年5月に日本で最初のOpenPeppolのメンバーに認定され、Peppolアクセスポイントの提供が可能に。2023年10月に導入されるインボイス制度を見据え、日本でのPeppolを用いた電子インボイスの運用開始に向けて、Peppolアクセスポイントを迅速に開発し、多くの顧客に安心して利用してもらえるサービスの提供を推進していくという。

日本の経理が持つ高い専門性と品質を、最先端のAIを使いながら支援して加速させ、それを世界に広めていくという。その中心であるプロダクトを開発する仕事となっている。

株主のコメント

■ALL STAR SAAS FUND Pte. Ltd.

労働人口の減少による業務効率化のニーズ、リモートワークの普及による業務フローの変化、そして電子帳簿保存法改正に向けた電子化対応など変革期を迎えている経理の世界。ファーストアカウンティングは、今起きているこれらの変化に最適な形で適応するソリューションを提供しています。トップクラスの技術チームそしてAIチームが、スピーディにハイクオリティーな製品の開発を実現しており、今後もエンタープライズの経理を支える重要な企業になると信じています。

■株式会社マイナビ

弊社は2019年の出資後、森社長を始めとする経営チームの皆様と約3年間ご一緒しておりますが、一貫して全てのステークホルダーと真摯に向き合う姿勢にただただ感銘を受けております。決して追い風ばかりではありませんでしたが、そんな時こそ社員一丸となって取り組まれたからこそ、飛躍的に成長し続けているのだと思います。今後も事業やチームを推進する皆様の成功に向けて、弊社も最大限にアセットを活用して支援してまいります。 

■Scrum Ventures Fund III L.P.

ファーストアカウンティングのソリューションは、その高い技術力で大手顧客からの信頼を次々に勝ち取ってきました。会計領域に特化した機械学習の積み重ねによって、他社の追随を許さない水準で請求書等の明細を詳細に・高い精度で読み取ることができます。今後も、森さんをはじめとする経営陣、技術チーム、営業チームが一丸となって、日本ひいては世界の経理DXを推進していくことを確信しています。

■株式会社エースタート

ファーストアカウンティングの提供する会計AIソリューションは、電子帳簿保存法改正への対応も含めて、エンタープライズの経理のデジタルトランスフォーメーションに非常に大きな価値を提供しております。

導入企業も順調に増加し、成長を続けておりますが、その背景には、社長の森さん、経営チームのみなさんを筆頭とした人間力と、常に課題に向き合い改善を繰り返す企業文化にあると感じています。

ファーストアカウンティングの更なる成長に向けて、引き続き、全力で伴走していきます。

■DEEPCORE TOKYO1号投資事業有限責任組合

葛CTOを筆頭に技術力の高いチームが開発したAIエンジンにより、領収証・請求書等の帳票を高い精度で読み取るだけでなく、自動仕訳や読み込んだ領収書・レシートを画像解析しクラウド型経費精算システムの入力データとの照合もAIが行うことができるなど、顧客のニーズや課題に合わせた使いやすいプロダクトを実現しています。

今後ファーストアカウンティングの経理特化型AIソリューションを通じて、煩雑で手作業の多かった経理業務におけるDXが加速することを期待しています。

関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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