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マーチャント・バンカーズ×滋賀医科大学 | 糖尿病を完治する治療薬の研究開発において産学連携を開始

マーチャント・バンカーズ×滋賀医科大学 | 糖尿病を完治する治療薬の研究開発において産学連携を開始

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マーチャント・バンカーズ株式会社は、国立大学法人滋賀医科大学と産学連携のプロジェクトとして、糖尿病を完治する治療薬の研究開発に取り組むために、共同研究講座を設置する検討を開始することについて基本合意した。

産学連携の理由

滋賀医科大学は、1974 年に開学した国立大学で、滋賀県内唯一の医科大学として、地域医療への貢献とともに、特色ある医学・看護学教育による世界に発信する研究者の養成を基本理念として掲げている。その中で、糖尿病や再生治療研究の第一人者である小島秀人教授を研究開発責任者として、以下の研究に取り組んできたという。

(1)糖尿病を完治させる治療薬の開発

糖尿病は不治の病とされ、血糖コントロールを行う対処療法の治療薬しか存在しないが、滋賀医科大学では、糖尿病を慢性化させている原因細胞を発見し、また、その細胞を排除することができる治療薬、治療方法を発見。これを実用化するための研究を進めてきたという。

(2)細胞標的化技術

滋賀医科大学では、生物のほぼすべての細胞それぞれに、7つのアミノ酸が結合してできる、約13億通りの「ペプチド」についてデータベースを完成。さらに、このデータベースにより目的の細胞を特定し、その細胞だけに必要な物質を届けることを可能にする技術を開発した。この画期的な技術は、環境を汚染しない農薬、養殖魚介類の疾病予防や、副作用のない抗がん剤開発、アルツハイマー病などの遺伝子治療など、幅広い分野への応用の可能性を意味するものだという。

※本研究の内容に関して、国際特許を含めて9 件の特許を出願済。

一方で、マーチャント・バンカーズは、投資会社として長年、医療分野での産学連携で以下の事業に積極的に取り組んできた。

(1) 愛媛大学医学部附属病院で、入院患者に喜んでもらえるホテルテイストの病院給食を提供する事業

(2) 愛媛大学発ベンチャーで、熱によりがんを治療する方法を研究し、医療機器の開発に取り組む株式会社アドメテックへの資本参加、事業支援

今回、マーチャント・バンカーズは、医療分野での産学連携事業の一環として、滋賀医科大学と提携して本研究への取組みに賛同。具体的には事業推進主体となる法人(以下「創薬ベンチャー」)を設立する。必要な人材や資金、外部のパートナーをこの創薬ベンチャーに集め、創薬化を前提に、研究や臨床実験を進めていくという。

産学連携における分担内容

マーチャント・バンカーズは、今回の産学連携において次の取り組みを行う。

(1) 事業推進主体となる創薬ベンチャーの設立や、経営、組織運営に必要な事項のバックアップ

(2) 研究や事業化、組織の運営のための資金の調達や、株式の上場に関するアレンジメント業務

(3) 研究や事業化に必要なパートナーの紹介、パートナーの選定に関するアドバイス

また、マーチャント・バンカーズから創薬ベンチャーに1億円程度の出資を検討し、プロジェクトを立ち上げる。創薬ベンチャーが滋賀医科大学に共同研究講座を設立し、本プロジェクトの事業化のために必要な基礎研究を進めていく方針だという。

※関連リンク:プレスリリース 

TOMORUBA編集部) 

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