ソフトウェアテスト自動化プラットフォームを提供するオーティファイが、総額11億円のシリーズA資金調達を実施
AIを用いたソフトウェアテスト 自動化プラットフォーム「Autify」を提供するオーティファイ株式会社(以下「Autify」)は、シリーズAラウンドで10百万米ドル(約11億円)の資金調達を実施したことを発表した。
既存投資家であるArchetype Ventures、米国セールスフォース・ドットコムの投資部門であるSalesforce Ventures、元Googleの及川卓也氏が代表を務めるTablyに加え、同ラウンドより日米に拠点を有する日本最大級VCのWiL、ソフトウェアやデータインフラ領域で優れた投資実績を有するUncorrelated Ventures、連続起業家で元著名VCのAccel出身のJonathan Siegel氏が引受先に決定した。また金融機関からの融資も実施し、合計で10百万米ドル(約11億円)の資金を調達した。
モバイルとグローバルに注力
Autifyは、開発したソフトウェアが期待通りに動くかどうかの検証作業を、ブラウザ上で自動で行えるWebアプリケーション。ノーコードで、テストシナリオを作成し自動テストを行なうことが可能。誰にでも簡単にテスト自動化のための設定や実行、運用までを行えるため、アジャイル開発に必須なリリースサイクルの高速化を簡単に実現することができるという。
2019年に提供を開始した「Autify」は、国内外の幅広い業種のテクノロジー企業から高い評価を受け、これまで100万件以上の自動テストを実行してきた。
同ラウンドでの調達資金は、10月6日に正式ローンチしたネイティブアプリの自動テストツールである「Autify for Mobile」を含め、日本を含むグローバルでのマーケット拡大に注力するためのものとなっている。グローバル規模での人材採用とプロダクト開発に投資し、事業の成長をさらに加速させるという。
資金調達の概要
シリーズA調達額
US$10M(約11億円)
累計資金調達額
US$12.2M(約13億円)
新規投資家
・WiL
・Uncorrelated Ventures
・Jonathan Siegel
既存投資家
・Archetype Ventures
・Salesforce Ventures
・Tably
会社概要
■会社名:オーティファイ株式会社(日本支社)
■事業内容:ソフトウェアテスト自動化プラットフォーム「Autify」の開発・販売
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