カメラブ×ビックカメラ | 「テイクアウトレンタル」の取り組み拡大に向けた資本業務提携を締結
カメラ機材のサブスクリプションサービス「GooPass」を展開するカメラブ株式会社は、株式会社ビックカメラと資本業務提携契約を締結した。
資本業務提携の⽬的・提携内容
ビックカメラがサブスクリプション事業(リカーリング事業)へ事業領域を拡⼤するにあたり、カメラブが有する当該領域の各種ナレッジと、ビックカメラグループの持つ店舗・EC販売網等のリソースを掛け合わせることで事業シナジーを創出できると考え、資本業務提携を結ぶ事にしたという。具体的な提携内容は以下の通り。
1. ビックカメラグループ店頭およびECにおけるカメラブ協業モデル『テイクアウトレンタル』の取り扱い拡⼤
2. ビックカメラグループおよびカメラブユーザーの相互送客およびユーザー利便性の向上
3.カメラユーザー拡⼤のための『体験型サービス』領域での協業検討
各社コメント
■ビックカメラ ビックイノベーションキャピタル 室⻑ 兼 マネージングディレクター 佐藤氏
ビックカメラの祖業であるカメラ市場において「カメラ離れが起きている」と⾔われて久しく、さらにはお客様のニーズは確実に「モノを買う」ことから「コトを楽しむ」ことにシフトしており、私ども⼩売業の在り⽅にも変化が求められていると感じております。「カメラの⽂化をふたたび。」というミッションを掲げるカメラのサブスクサービスを展開するカメラブ様との資本業務提携を経て、もっと気軽に、もっと本格的に、新しいカメラの楽しみ⽅を伝えていくと共に、サブスクリプションやレンタルモデルでのカメラ利⽤からの循環型社会(サーキュラーエコノミー)への取組を強化していきたいと考えております。
なお、今回のカメラブ様への出資はビックイノベーションキャピタルとしての第1号案件となります。ビックイノベーションキャピタルは引き続きスタートアップ企業、異業種、外部企業との事業共創を模索して参ります。
■カメラブ代表 ⾼坂氏
アクセラレータープログラムをキッカケに設⽴されたカメラブが、PoC(実証実験)を経て資本業務提携にまで⾄ったことを⼤変嬉しく思います。ビックカメラ様グループの強⼒なリソースをお借りしつつ、「GooPass」および「テイクアウトレンタル」のさらなる拡⼤を⽬指していきたいと考えております。本件を通じて、少しでもカメラを⼿に⼊れるハードルを下げ、より多くの撮影体験をお届けできることを期待するとともに、循環型社会(サーキュラーエコノミー)へと近づく⼀歩とできれば幸いです。
テイクアウトレンタルとは
ビックカメラの店頭にてカメラ機材を購⼊する際に、購⼊するかどうかをその場で決めずに、新品在庫をお試しレンタル品として持ち帰って試せる、カメラのサブスク「GooPass」の新プラン。持ち帰って試した結果、気に⼊った場合は後⽇そのまま購⼊ができ、購⼊に⾄らない場合でも⼀定期間後に返却ができる、カメラの新しい購⼊⼿段だ。
現在は3店舗(渋⾕東⼝店、池袋カメラ・パソコン館、アミュプラザくまもと店)で導⼊しており、11⽉以降順次取り扱い店舗や対象商品の拡⼤を進めていくという。
ビックイノベーションキャピタルについて
ビックカメラは、⾃社のパーパス(存在意義)として「お客様の購買代理⼈としてくらしにお役に⽴つくらし応援企業であること」を掲げている。このパーパスの実現、および⾃社の重要経営課題(マテリアリティ)の解決をオープンイノベーションの形で具現化していくためのインターフェイスとして2021年7⽉に総額100億円規模のビックイノベーションキャピタルを⽴ち上げ、運⽤を開始している。
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