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フォトシンス×凸版印刷×グローリー×AWL | 顔認証を活用したサービス開発で協業

フォトシンス×凸版印刷×グローリー×AWL | 顔認証を活用したサービス開発で協業

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株式会社Photosynthと、生活者主権の情報流通プラットフォーム「MyAnchor®」を持つ凸版印刷株式会社と、最先端のエッジAIソリューションを提供するAWL株式会社および、生体認証決済サービスを提供するグローリー株式会社の4社は、顔認証と生活者主権の情報流通を駆使したサービスの連携・事業化に向け、協業を開始する。

同協業は、「生活者が個人情報を自らの意思でコントロールできる世界の実現を目指す」ことを目的とし、各社の技術・ノウハウを結集させ、顔認証デバイスの設計・開発をはじめ顔認証を活用した空きスペースの利活用ソリューションなどの個人情報保護・認証機能連携サービスの開発を中心に活動を展開される。

▲上写真:​協業の各社提携イメージ


同協業ではAWLが持つエッジAIソリューション「AWL Pad」やフォトシンスの持つ後付け型スマートロックの「Akerun」、そしてグローリーが持つ生体認証決済サービス「BioPay」を、凸版印刷の持つ生活者主権の情報流通プラットフォーム「MyAnchor®」とデータ連携(※1)させ、顔認証での本人確認、物理的なカギを用いず電子錠の開閉、及び決済といったシームレスなサービスの実現に向けた開発を開始。今後は、同開発にとどまらず、各社の強みを生かし、生活者のプライバシー保護および、データの生活者主権を念頭にした、生活者にとって価値のある連携サービスをあらゆる業界に向けて多角的に検討していくという。

※1:保持された各サービス利用に必要なパーソナル情報と専用認証機器は生活者の許諾の元、データ連携を行う。

 

提携の背景

情報化社会が進む現代においては、顔認証をはじめ新しい認証方式の普及とともに世界的にもプライバシーを前提とした情報の保護、活用、管理がますます重要になってきており、またキャッシュレス事業・セキュア事業だけではなく、オフィス管理や宿泊施設管理事業など個人認証が必要とされる分野においても、生活者主体の情報コントロールの重要性やサービスをまたがったシームレスな顔認証の活用は注目されている。

同連携による「顔認証と、生活者主権の情報流通を駆使したサービス」の事業化により、オフィスや宿泊施設などのあらゆるスペースに安価・簡単に設置できる認証デバイスの開発による顔認証のさらなる普及と、生活者による様々な認証方式の選択が可能に。それぞれの分野での強みを持つ各企業が連携し、ビジネス展開を加速していくとともに、今後、様々な社会課題に対して適用を進め、スマート社会の実現に貢献することを目指すという。


▲各社の事業・サービスを組み合わせたサービスの概要イメージ

 

協業における事業検討内容

個人情報保護・認証機能サービスである「My Anchor®」とエッジAIソリューション「AWL Pad」、スマートロックを活用したIoTサービス「Akerun」、生体認証決済サービス「BioPay」の連携、活用ソリューションの設計・開発を推進。同ソリューションの実現により、生活者は自ら管理する情報を活用し、生活者にとって価値のある様々なサービスを物理的なカギを用いることなく利用が可能に。生活者だけでなく事業者側も従来に比べ、顔認証ソリューションを簡単かつ安価に利用したサービスの提供が可能となる。2021年中には、凸版印刷の社内施設にてプロトタイプを適用し、社員の利用を通じ、同ソリューションの実証実験を開始するという。

また、活用サービスの第一弾としては「MyAnchor®」で連携されたAWL Pad、Akerunをドアに設置し、スペースの遊休時間をマーケットプレイスに登録する事により、生活者とのマッチングおよびBioPayによる決済等、シームレスな連携サービスを提供予定。生活者は様々な利用用途にあったスペースをマーケットプレイスから検索し、利用に必要なパーソナル情報を「MyAnchor®」からオプトインする事により、顔認証で物理的なカギを用いずに利用する事が可能に。同ソリューションは2022年中でのサービス提供を目指す。


▲新認証デバイスのテスト運用の様子(左)と、デバイスをもとに開発中の「レンタルスペース」サービスイメージ(右)※画面は開発中のもの

各社の役割と、各社が提供する商材・サービスについて

■フォトシンス:導入実績が豊富なスマートロックを活用したIoTサービス「Akerun」の連携および販売経路の開拓

「Akerun」について

 Akerunは利便性やセキュリティを向上する、累計導入実績6,000社超の法人向けスマートロック。企業の規模や業種を問わない豊富な導入実績を持ち、入退室管理を軸にオフィスや施設における様々な空間管理の課題を解決する。

■凸版印刷:同協業のとりまとめおよび「MyAnchor®」の連携、販売経路の開拓

「MyAnchor®」について

価値のあるサービス利用に必要なパーソナル情報を、生活者主体で統合流通管理できるプラットフォーム。凸版印刷は同サービスを中心に、現実空間および仮想空間の両面から様々なサービスにおける事業展開をはかる。

■AWL:世界最高レベルのAI顔認証ソリューション「AWL Pad」の開発・連携

「AWL Pad」について

僅か0.1秒で顔認証ができ、83個の顔の特徴ポイントを検出し分析するため極めて正確な顔認識が可能なPadデバイスシリーズ。多機能・低価格なAIカメラソリューションとして、店舗の課題を解決し、新たな価値を創出する。

■グローリー:生体認証決済サービス「BioPay」の連携

「BioPay」について

スマートフォンで「顔画像」と「クレジットカード情報」を登録することにより、支払い時にタブレット端末に「顔」をかざすだけで、現金やクレジットカードの受け渡しをすることなく決済可能となる物理的なカギを用いない決済サービス。


▲近畿大学でのBioPay実証実験の様子​

今後の目標

各社の技術・知見を融合することで、より便利で安全な入退室管理、および本人認証や個人の情報管理の仕組みづくりを共同で推進し、生活者が自らの意志で個人情報を安心・安全にコントロールできる世界の実現を目指すという。

関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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