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バイオベンチャーのマイキャン・テクノロジーズが1.89億円の資金調達を実施し、ウイルス感染症の重症化予測キット開発を加速

バイオベンチャーのマイキャン・テクノロジーズが1.89億円の資金調達を実施し、ウイルス感染症の重症化予測キット開発を加速

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マイキャン・テクノロジーズ株式会社は、リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合、グロービス・アルムナイ・グロース・インベストメント1号ファンド、京都市スタートアップ支援2号投資事業有限責任組合並びにこうべしんきんステップアップ投資事業有限責任組合、360ipジャパンファンド1号投資事業有限責任組合を割当先とした合計1.89億円の第三者割当増資を実施した。

今回の増資により、同社が提供中のiPS細胞由来不死化ミエロイド系細胞(iMylc細胞)製品を使用した感染症の重症化予測キットの製品開発を加速させる。特に、デング出血熱や新型コロナウイルス感染症などのウイルス感染症に焦点を当て、体内にある抗体の質を測定することで重篤化を予測する新しいタイプの重症化予測キットを重点的に開発するという。iPS細胞など再生医療の技術を活用したウイルス感染症の重症化予測キットの開発・製品化を通じて、同社の願い「感染症に怯えず暮らせる社会」の実現を目指すという。

Mylc細胞について

同社は、再生医療技術を用いてヒトiPS細胞などから誘導した不死化ミエロイド系細胞(Mylc細胞:免疫細胞の一つ、単球・樹状細胞などが含まれる)を作製・供給する技術を有している。大量製造できるため、安定的・継続的な供給が可能。そのため研究用細胞として、デングウイルスや新型コロナウイルスなどの感染症や、免疫の研究などに使用されているという。

Mylc細胞を使用したウイルス感染症の重症化予測について

Mylc細胞は、ヒトの免疫反応を生体に近い状態で再現することが可能な細胞。ウイルスや微生物が存在すると、Mylc細胞に感染し微生物が増殖したり、逆にMylc細胞が防御のため炎症性サイトカイン(IL-6など)を産生したり、生体で起こる反応を示す。このような免疫反応において、被検体(検査する対象の抗体、例えば血液・血清など)があると、感染・防御の反応性が大きく異なることがわかってきた。そこで、この反応を基にした、再生医療の技術を活用した世界初のウイルス感染症重症化予測キットの開発・製品化を目指すという。

マイキャン・テクノロジーズ株式会社について

同社は2016年の設立以来、再生医療の技術を使用した研究用血球細胞の提供を通じ、治療薬・ワクチン開発を支援してきた。今後は、今まで以上により患者に近い製品を開発・提供したいと考えているという。同社の独自技術を用いて重症化を予測する検査薬事業を展開することで「感染症に怯えず暮らせる社会」実現にむけてさらに一層貢献をしていく。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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