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「チームの笑顔と未来をつくる」を掲げる「BONX」、現場で働く人を対象とした音声ソリューションの拡充に向け、約7億円の資金調達

「チームの笑顔と未来をつくる」を掲げる「BONX」、現場で働く人を対象とした音声ソリューションの拡充に向け、約7億円の資金調達

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株式会社BONXは、株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ、森トラスト株式会社、JR東日本スタートアップ株式会社などから、総額約7億円の資金調達を完了したと発表した。調達した資金は、「チームの笑顔と未来をつくる」というBONXのミッション実現に向け「チームワーク」に投資する。具体的には、同社の顧客である現場のさらなるチームワーク向上を目指した音声プラットフォームの開発、並びに音声DXを推進するパートナーとのチームワークを高めるための環境整備を進めていくという。

BONXとは

グループトークソリューション「BONX WORK」と専用イヤフォンである「BONX Grip」「BONX mini」「BONX BOOST (2022年発売予定)」を通じて、現場で働く「デスクレスワーカー」に最適なチームコミュニケーションを提供している。


ハードウェアとソフトウェアをセットで提供することで、現場業務に最適化されたUXを実現しただけでなく、音声データの取得という観点からもハードウェアのノイズキャンセリング機能を最大限活用することができ、より正確な音声データの取得も可能となっているそうだ。

資金調達の背景

 小売、介護、ホテル、建築などの現場で働く人々「デスクレスワーカー」は日本国内だけで4,000万人、グローバルでは約18億人いると言われている。これは全労働人口の80%にも及ぶ数字だという。BONXは現場で働く「デスクレスワーカー」に対してサービス提供を進めており、既に多くの企業で利用されている。


これらの導入を通じて、現場では非常に多くの「声によるコミュニケーション」が行われていることが分かったという。


一方で、現場で働くデスクレスワーカーの「声によるコミュニケーション」は電話やトランシーバーが主流だ。チャットツールやビデオ通話アプリでは、作業を中断してスマホやタブレットを操作しなければならず、現場仕事と相性が悪いということも分かってきたという。現場の「声によるコミュニケーション」には非常に多くの可能性が残されていると同社は考える。

また、その先にある音声データの活用を通じた音声DXを、社内のリソースだけでなく社外のパートナーとチームで推進していき、現場で働くノンデスクワーカーらの「チームワーク」向上に貢献していきたい考えだ。そこで今回「チームワーク」への投資を使途とした資金調達を実施することになったという。

 

調達の目的と用途

調達した資金は「チームの笑顔と未来をつくる」というBONXのミッションを実現するため、「チームワーク」の向上に投資する考えだ。具体的な用途は以下の通りだという。

(1)音声コミュニケーションプラットフォームの開発

(2)エンタープライズ向けプランの拡充

(3)働く環境の整備

投資家からのコメント

■株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー 仮屋薗 聡一氏

『宮坂社長の原体験から導き出されたビジョンと卓越したプロダクトデザインで、他に類を見ないIoTスタートアップとして注目されてきたBONXですが、社会のDX進展に伴い小売サービス業や運輸業、ホテル業、介護福祉業など導入分野が劇的に広がっている姿に大変驚きました。グローバルブランドや量販店の店舗を訪れ店員の耳にBONXを発見し、これから広く世の中に浸透させていくチャレンジをご支援できますこと大変嬉しく思います。HE(Hardware Enabled) SaaSへとビジネスモデル進化させ、世界展開を志すBONXを全力で応援して参りたいと思います。』

 

■株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ インベストメント・プロフェッショナル 中村 達哉氏

『チーム内連携が業務の質と結果を左右する現場業務において、BONXは「端末操作の制約」「劣悪な電波環境」といった長年の現場課題を解消するプロダクトです。新たなインターフェースとして注目されている「音声」の可能性を拡げるプラットフォームとして、BONXが国内4,000万人、海外18億人のデスクレスワーカーの創造性と生産性を解き放つ世界を楽しみにしています!』

 

■森トラスト株式会社 代表取締役社長 伊達 美和子氏

『当社は、コーポレートスローガン「Create the Future」のもと、デジタル技術がもたらす環境変化と、ニューノーマルな社会を見据え、2021年3月にDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略を策定し、全社的なDXを推進しています。BONXの次世代型の音声コミュニケーションサービスによってリアルな場におけるコミュニケーションを進化させ、オフィスやホテルにおけるDXの取り組みと掛け合わせることで、社会のニーズに対応した新たな働き方やサービスの提供を推進していきたいと考えています。』

 

■JR東日本スタートアップ株式会社 代表取締役社長 柴田 裕氏

『スノーボーダーたちが愛用する音声デバイスを、油にまみれた鉄道現場に導入する―。はじめは無謀に思えた共創チャレンジは、歴史ある鉄道保守のあり方に一石を投じました。BONXの音声デバイスは車両保守現場のコミュニケーション変革を促し、そこから鉄道現場発の新たなプロダクトが生まれるなど、鉄道のDXを加速しています。鉄道はチームで安全を守っています。BONXは独自の技術でチーム力を高めます。私たちは、BONXと力強いパートナーシップのもと、世界に誇る鉄道技術のさらなる進化に挑戦していきます。宮坂さん、BONXの皆さん、これからもチームでチャレンジし続けましょう!』

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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