凸版印刷×Libry | コンテンツ拡充、販売チャネル相互補完、学習履歴データ連携で協業体制を構築
デジタル教材プラットフォーム「Libry(リブリー)」を提供する株式会社Libryは、凸版印刷株式会社と2021年6月18日に資本業務提携を締結した。
この締結に基づき、凸版印刷の小中学校向けデジタル教材「navima」の開発のノウハウおよび小中学校のネットワークと、Libryのデジタル教材プラットフォーム「Libry(リブリー)」のデジタルドリルの構築ノウハウを融合し、学習履歴のデータ連携、両社の教育分野における新たな連携を推進していく。
資本業務提携の背景
日本の教育現場は、「GIGAスクール構想」や新型コロナウイルス感染防止に伴う一斉休校の影響もあり、急速にICTの導入が進んでいる。小中学校については、2021年3月末までに全国1,812自治体のうち97.6%の自治体でPC・タブレット1人1台環境が整備され、高校についても47都道府県のうち42自治体(89.4%)で生徒1人1台の端末整備を目標に掲げている。
これまでリブリーは、2015年度から小学校向け学習応援システム「navima」(旧やるKey)の開発を凸版印刷と連携して行っていた。このような経緯もあり両社は、より強力な協業体制を築く運びとなった。
具体的な連携内容
■コンテンツの充実
凸版印刷が提供している学習応援システム「navima」による小学生向け学習コンテンツの拡充
■対象校のネットワーク
凸版印刷の小中学校やリブリーの中学校と高校など既存のネットワークを相互補完した営業体制の構築
■新たな協業も視野に入れた学習履歴データの連携
有効性の高い学習履歴データを連携することで、より効果的な学習体験の創出、および学校現場への分析レポートの提示
今後の展開
今後両社は、同提携を機にそれぞれサービスの対象校種に拡大させ、学力別のコンテンツや学習データの収集、分析など多岐にわたるテーマで連携。教育現場の円滑なICT化と学習効果の向上に貢献していく。
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