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TBM×武蔵塗料 | 資本提携を結び、バイオ塗料を活用したLIMEX、CirculeX製品の用途開発を推進

TBM×武蔵塗料 | 資本提携を結び、バイオ塗料を活用したLIMEX、CirculeX製品の用途開発を推進

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株式会社TBM武蔵塗料ホールディングス株式会社は資本提携を結び、植物由来成分(カーボンニュートラル)由来のバイオ塗料を組み合わせたLIMEX(ライメックス)、CirculeX(サーキュレックス)製品の用途開発を共同しながら推進する。両社の協業を通じて、環境配慮素材を使用した付加価値の高い製品の提供に取り組んでいくという。

背景

世界において気候変動、資源枯渇、水資源の危機等の環境課題が急速に進行しており、国はもとより企業レベルでの対応が必至となっている。特に、エネルギー枯渇課題の一つとして懸念されている石油資源は、現在の社会生活において高い依存度であるにもかかわらず埋蔵量自体に限りがあり、資源枯渇の可能性を配慮した利用が求められている。さらに、適切に処理されなかったプラスチック製品の廃棄物が自然環境に与える影響も懸念されている。TBM は、2011 年の設立以降、炭酸カルシウムなどの無機物を主原料とする新素材「LIMEX」の開発・製造・販売を推進してきた。LIMEXは、資源保全やCO2 排出抑制による気候変動問題への貢献などが評価され、現在国内 6,000 社以上の企業や自治体で、プラスチックや紙の代替素材としてLIMEXを導入している。また、世界中でニーズが高まる再生材料や循環型社会の実現に向けて、使用済みプラスチックやLIMEXを適切に再生利用するため、再生材料を50%以上含む素材「CirculeX」を昨年発表した。発表以降、パートナー企業と共同で製品開発を行うなど、顧客の多様なニーズに応えてきた。 

武蔵塗料は、1958年の創業以来、顧客の幅広いニーズにきめ細かく応える塗料を開発・提供しており、製品の用途は家電、通信機器、自動車、ゲーム機器など多岐にわたっている。また、1997年から海外展開を積極的に進めており、現在、世界10カ国 (日本、韓国、中国、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、インド、ハンガリー、米国)、14拠点のネットワークを通じ、グローバルで同一品質の塗料を開発、生産が可能な体制を実現している。多様な製品ラインを保有しており、環境配慮型のバイオ(植物原料由来)塗料「ECO VITA UREX」 シリーズや水系塗料 「AQUACO」 シリーズなどは、多様な素材や幅広い用途に適用が可能。

連携内容

今回、上記の背景を踏まえて、TBMと塗料業界においてグローバルカンパニーの武蔵塗料は資本提携を結び、下記に掲げる事項について連携して取り組む。プラスチック塗料に特化し、業界をリードしてきた武蔵塗料の経験や幅広いニーズに対して様々な特徴や特性を有する環境対応型塗料と TBM の素材のコラボレーションにより、環境配慮製品がもたらす新たな価値を創造していくという。

1.  CO2排出を抑制、石油由来樹脂の使用量を削減し、植物由来成分を原料とするバイオ塗料を使用した付加価値の高いLIMEX製品の用途開発

同開発においては、LIMEXをシート状に成形したLIMEX Sheet(ライメックスシート)他、LIMEX Sheet製造時の端材を再利用し、射出成形用として最適化したLIMEX Pellet(ライメックスペレット)、またLIMEX Sheetの印刷物を回収し、アップサイクルしたペレットも使用する予定。

2.植物由来成分を原料とするバイオ塗料を使用した付加価値の高いCirculeX製品の用途開発

3.上記、用途開発に基づくTBM、武蔵塗料の販売ネットワークを活用した製品提案


▲LIMEX Pelletで成形された手鏡・カップ


▲LIMEX Sheetで成形されたパッケージ

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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