SQUEEZE×JR東日本スタートアップ | 両者のデータを活用した新しいゲスト体験の創出のため資本業務提携を締結
株式会社SQUEEZEは、JR東日本スタートアップ株式会社と資本業務提携を締結し、第三者割当増資を実施した。今回の資本業務提携によりJR東日本グループとの連携を強化し、SQUEEZEのもつクラウド型ホテル経営のノウハウ提供を通じて、JR東日本グループが保有するホテルをはじめとする不動産のDX推進や、交通利用と宿泊体験をシームレスに連動させると同時に、両者のデータを活用した新しいゲスト体験の創出を目指す。
資本業務提携の背景
SQUEEZEはJR東日本スタートアップ社が運営する『JR東日本スタートアッププログラム2020』への採択を通じて、昨年末よりJR東日本グループが保有する宿泊施設における非対面チェックイン(モバイルチェックイン)の実証実験などを重ねてきた。その結果を評価され、今後JR東日本グループが保有するホテルや商業施設、土地などの効率的な活用を目的とした包括的な取組みを進めていくため、今回の資本業務提携に至ったという。
新型コロナウイルスによって、ニューノーマルに対応した移動・宿泊業界は抜本的な変化を余儀なくされる状況に追い込まれ、非接触・非対面のオペレーションはもちろん、大きな市場変動の影響を受けつつも、固定費負担が重い利益構造を業務効率化や省人化への取組みにより、抜本的に変革し、継続性の高いビジネスモデルを確立することが必須となっている。同社が強みとしているクラウド型ホテル経営においては、自社開発の運営システム「suitebook」を利用し、モバイル完結、キャッシュレス、キーレス(カードキーの受け渡しなし)などによる、フロントの無人化も実現している。
また、海外子会社である「SQUEEZE Asia Co.,Ltd」により、無人でありながらもホスピタリティ高いゲスト対応を実現している。 加えて、両者のもつノウハウ・データを掛けわせ、これまでに無い新しい移動・宿泊体験も創造していくという。
これまでの取組み実績
■前回のプレスリリース(2020.11.6)
SQUEEZE、JR東日本グループと「ホテル運営のデジタル・トランスフォーメーション」の加速を目指す。
https://squeeze-inc.co.jp/archives/495/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000015235.html
■『JR東日本ホテルメッツ福島』での実証実験
▲『JR東日本ホテルメッツ福島』での実証実験の様子
今後のJR東日本グループとの取組み予定について
同社のもつスマートホテルの運営ノウハウと、JR東日本グループのもつ不動産や顧客網を掛け合わせ、移動から宿泊までの体験価値の向上を目指すとともに、DXの推進スピードの更なる向上を目指していくという。
<取組みの一例>
・既存ホテルのDX推進(フロント省人化やゲストデータの取得・活用など)
・駅周辺の狭小土地の活用(コンパクトホテル、ステーションベッド構想など)
・移動と宿泊を連動させた新規事業(交通機関の利用とホテル運営の連携など)
JR東日本スタートアップからのコメント
代表取締役社長 柴田裕 氏
新しい宿泊体験の創造にチャレンジするSQUEEZEと舘林氏を全力で応援します。
いま、観光・宿泊業界は大変な逆風を受けていますが、それでも人生を豊かにする旅と移動を決して止めてはなりません。
SQUEEZEがチャレンジするホテル事業のDX及びスマートホテルは、新しいホテルのカタチとして、ゲスト・ホテル事業者ともに大きなメリットをもたらすものです。さらに、JR東日本グループの持つホテル運営ノウハウやMaaS分野との連携を推し進めることで、新しい時代の観光・宿泊を切り拓くものと確信しています。
SQUEEZE×JR東日本で、新しい時代のホテルを社会に創り届けましょう!
▲左から、JR東日本スタートアップ隈本氏、SQUEEZE森椙氏、SQUEEZE 代表取締役CEO舘林氏、JR東日本スタートアップ代表取締役社長 柴田氏
※関連リンク:プレスリリース