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電動キックボードシェアアプリのLuupがスパイラルキャピタルをリードに7.5億円の資金調達を実施

電動キックボードシェアアプリのLuupがスパイラルキャピタルをリードに7.5億円の資金調達を実施

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電動キックボードや小型電動アシスト自転車などの「電動マイクロモビリティ」を取り扱うシェアリングサービス「LUUP(ループ)」を展開する株式会社Luupは、2021年4月にSpiral Capital Japan Fund 2号投資事業有限責任組合(以下、スパイラルキャピタル)をリード投資家として、ANRI3号投資事業有限責任組合(以下、ANRI)、ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社、株式会社アダストリア、非公開の投資家複数名を引受先とする第三者割当増資を実施し、7.5億円の資金調達を実施した。2021年夏頃の最終クローズに向けて、複数の投資家候補との協議を継続していくと同時に、日本全国のLUUPの設置を希望する企業の募集を開始するという。

▲上写真:左から、ANRI プリンシパル 中路隼輔氏、Luup 代表 岡井大輝氏、スパイラルキャピタル パートナー 千葉貴史氏

今回の資金調達の投資家一覧

・スパイラルキャピタル

・ANRI

・ENEOSイノベーションパートナーズ

・アダストリア

・投資家 複数名(非公開)

今回の資金調達の背景

Luupは、「街じゅうを「駅前」化するインフラをつくる」をミッションに、電動・小型・一人乗りの電動マイクロモビリティのシェアリングサービスを提供している。2021年4月23日より、国内で初めてヘルメットの着用が任意となった電動キックボードのシェアリングサービスを、政府の特例措置のもとで展開。将来的には、高齢者でも簡単・安全に乗ることができるモビリティの導入を目指しているという。

現在、電動キックボードのシェアリング開始以降、需要の急拡大を受けている。今回の資金調達により、更なるエリア拡大と機能拡充のための組織体制強化と、安全性・利便性の高い機体の開発を進めていくという。

更に、ENEOSイノベーションパートナーズとアダストリアとはそれぞれ、将来的な協業を見据えている。ENEOSとは、電動マイクロモビリティのエネルギー供給体制を構築し、誰もが自由に移動できる社会の実現を目指し、アダストリアとは、店舗への新しい移動手段の提供に向けた協業を開始するという。

各社コメント

■スパイラルキャピタル パートナー 千葉貴史氏

Luupは、間違いなく、次世代の公共交通インフラを創り上げる会社です。そのように確信し、この度リード投資家として出資させて頂きました。代表の岡井さんと議論を重ねる過程で、心の底からミッションの実現に人生をコミットしていると感じましたし、マイクロモビリティ推進協議会の会長として先頭に立って規制緩和を実現していくなど、その情熱と行動力に感銘を受けました。また、海外の成功モデルを単にコピーして持ってくるのではなく、日本ならではの都市・社会の構造を念頭においたうえで、独自の電動マイクロモビリティサービスの仕組みを構築していこうとするスタンスや事業戦略の合理性にも深く共感致しました。LUUPは、全く新しい生活利便性をもたらすサービスになると思います。Luupが、日本のMaaS領域におけるリーディングカンパニーに飛躍していくことを大変期待しておりますし、弊社としても、そのミッション・ビジョンの実現を全力でサポートしていきたいと考えております。

■ANRI プリンシパル 中路隼輔氏

最初の資金調達から今渋谷で始まった街の風景の実現のために、一貫して追加投資を続けさせていただき、今回も出資させていただくことになりました。改めてスタートラインに立ったこの瞬間に引き続き応援させていただく機会をいただけて光栄です。「街じゅうを「駅前化」するインフラをつくる」というミッション実現のために、良いチーム・良い市場機会が揃ってきていると実感しております。より多くの街の景色が変わっていく瞬間を一緒に創っていく方も募集していますので、ぜひ興味ある方はご応募いただければ幸いです。

■ENEOSイノベーションパートナーズ 社長 矢崎靖典氏

この度は前回ラウンドに続きLuup社に出資をさせて頂きました。同社とは、電動マイクロモビリティの社会実装により誰もが手軽に移動できる世界を実現するというワクワクするビジョンを互いに共有し、協業を進めております。今回の出資により電動キックボードの社会普及を支援するとともに、さらに連携を深め、電動マイクロモビリティへの最適なエネルギー供給体制を構築する取り組みを加速してまいります。

■アダストリア 取締役 金銅雅之氏

アダストリアでは、未来の大きな“社会の変化・お客さまの変化”に感度高く対応することで、昨今の劇的な環境変化の中でも持続的な企業成長を目指しており、Luup社が目指す新たな短距離移動インフラの構築は、まさに日々の生活に必要不可欠な「移動」という側面から”社会の変化・お客様の変化”をもたらすものと確信し、この度出資させて頂きました。今後はLuup社との関係強化により、そうした変化を今まで以上に感度高くキャッチアップしつつ、店舗への来店前後の「移動」にまで視野を広げた新たな顧客体験の提供に挑戦して参ります。

■Luup代表 岡井大輝氏

弊社のMissionは「街じゅうを”駅前化”するインフラをつくる」ことです。そして弊社は、そのために存在します。創業からここまでの2年半、弊社はアライアンスと省庁・自治体との協議が先行し、プロダクト開発とオペレーションがそれを実現していくという会社でした。しかし4月23日に政府の特例制度の認可を受け電動キックボードの本格的なシェアリングが開始されたため、弊社は次のフェーズに入りました。

次のフェーズでのLuupは、利用者や街の方々にとって最適・安全なプロダクトをつくるために、プロダクト開発が全ての先頭に立ち、アライアンスやオペレーションがそれに協力していく「プロダクトファースト」な会社に生まれ変わります。

そのためにもプロダクト開発チームを強く募集しておりますので、これを読んでいるエンジニア、デザイナーの皆様、是非一緒にLUUPを作りましょう。

前置きが長くなりましたが、LUUPに関わる全てのチームが最大限のパフォーマンスを発揮できるために、新たに資金調達を実施しました。

ここまで全てのラウンドをリード頂き手厚いサポートをしてくれたANRIの中路さんとANRIチームの皆様に加えて、新たにスパイラルキャピタルの千葉さんと植木さんにリードをとっていただきました。また、電動マイクロモビリティ機体の提供だけでなく機体への最適なエネルギー供給体制を構築するためにENEOS様に追加投資いただき、LUUPを通して新しい店舗への移動を含めた新しい生活様式を提案していくためにアダストリア様に新たに投資いただきました。

最後になりますが、街に住む方々のためにも、弊社のMission実現を信じて弊社に資本参加いただいた方々に報いるためにも、私を先頭にLuupチーム一同全力で、Mission実現に向けて取り組んでまいります。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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