澁澤倉庫×プラスオートメーション｜物流ロボティクスサービス「RaaS」を活用しDXを加速
物流ロボティクスサービス「RaaS（Robotics as a Service）」を展開するプラスオートメーション株式会社（以下、+A）と、現場力と最新テクノロジーの融合により物流サービスの高度化を推進している澁澤倉庫株式会社は、物量波動への柔軟かつ機動的な対応を可能とする、ロボットとマンパワーを融合したハイブリット型の業務フローを共同で構築し、ソーティングロボット「t-Sort」を澁澤倉庫松戸営業所に導入した。
導入にあたっては、澁澤倉庫のWMS（倉庫マネジメントシステム）と＋Aの庫内実行システム「＋Hub」を連携させることにより、波動の大きな大量作業を、限られたスペースでかつ効率的に対応出来るようになったことに加え、BtoB業務のみならずBtoC（EC）業務への適用も可能となった。
松戸営業所はこれまで、少量多品種商品を中心に様々な荷主へ物流サービスを提供しながら、業務プロセス改善やテクノロジー等を活用した効率的なロケーション運営、作業の可視化による荷役作業の効率化等、物流サービスの高度化に取組んできた。今回、＋Aのt-Sortを活用したRaaSは、アパレル商品の出荷業務のみならず、シーズン入替時返品等の一時的な大量仕分け作業等においても圧倒的な効果を発揮する。澁澤倉庫と＋Aは今後も協業を継続し先進テクノロジーとそれを活用する現場力の融合を更に推し進め、他拠点への展開並びにさらなる物流の高度化を共に目指すという。
▲+AがRaaSで提供するソーティングロボットシステム「t-Sort」
サービス概要 「RaaS」について
+AのRaaSはロボティクスサービスを月額定額制のサブスクリプション型で提供するもので、初期費用はゼロ円から、導入も短期間で完了し、月額料金には導入前のコンサルティング、システムインテグレーションを含む導入、ハードとソフトのレンタルや維持管理、導入後のオペレーション改善、契約満了時の撤去費用をすべて含むサービス。オペレーションに最適なロボティクスシステムを企画・提案・運用出来ることに加え、顧客の要望に応じ一時的なロボット台数やスペースの増減にも対応する等、高い柔軟性と機動力を持つことが大きな特徴で、従来型の固定式マテリアルハンドリング機器に関連する様々な課題解決が可能となっている。
プラスオートメーションについて
プラスオートメーション株式会社は、国内有数の物流子会社を有し海外を含めたロボット調達に幅広いネットワークを有する三井物産と、先進的物流施設のリーディングプロバイダーである日本GLPの出資を受け2019年6月に設立、2020年9月には物流ソリューションプロバイダーの豊田自動織機への第三者割当増資も実施し、2021年5月10日現在では累計ロボット導入台数が1,000台を超える等サービス展開を加速中。2020年11月には顧客課題解決、＋A人材とサービスの開発、物流業界全体の高度化への貢献という3点を目的に開設した東京都品川区のデモ兼R&Dスペース「cube」で日々多様なロボット導入と連携を実施しサービスの向上に取り組んでいる。
eコマース需要増大、販売のオムニチャネル化、人手不足、職場環境の変化等により、物流現場では自動化のニーズが益々高まっている。+Aは高い機動力と柔軟性を維持しながら初期投資不要のサブスクリプション型の一貫サービス「RaaS」を通じ、ロボットを始めとする自動化機器を物流業界全体で融通しながら活用していくことで業界全体を繋げ、物流ロボティクスシェアリングプラットフォーム構築することで、次代のロジスティクスを顧客と共に創っていくという。
※関連リンク：プレスリリース
