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帝人ファーマ×ジョリーグッド | うつ病向けデジタル治療VRを共同開発へ

帝人ファーマ×ジョリーグッド | うつ病向けデジタル治療VRを共同開発へ

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株式会社ジョリーグッドは、帝人ファーマ株式会社とVRを用いたうつ病向けのデジタルセラピューティクス(以下、うつ病向けVR DTx)の共同開発契約を締結したと発表した。今後、両社はうつ病向けVR DTxの薬事承認を目指し、共同で開発を推進していく考えだ。


本契約に至った経緯

今回の提携は、2020年12月に帝人ファーマが実施した、在宅医療分野の公募型事業共創プログラムにおいて、ジョリーグッドが「Home Healthcare Award」を受賞したことが契機となっている。この際、ジョリーグッドが推進する「精神疾患を対象にした認知行動療法VRの開発」というテーマについて、両社の強みや事業領域を踏まえて具体的な検討を進めた結果、ジョリーグッドのVR技術と帝人ファーマが持つ知見や技術を組み合わせることにより、医療者をサポートし、患者さんのQOL(Quality Of Life)向上への貢献ができると両社で合意したため、今回の共同開発契約に至ったという。

今後、ジョリーグッドと帝人ファーマは、うつ病向けVR DTxの薬事承認を目指し、システムおよびコンテンツの開発や治験を共同で推進していく。

認知行動療法について

認知行動療法は、ものの考え方や受け取り方など認知のあり方が、気分や行動に影響を与えることから、患者と医療者との対話の中で認知の偏りを修正し、問題解決を手助けする精神療法で、薬物療法以外の選択肢のひとつとして用いられている。

今回、共同開発するうつ病向けVR DTxは、認知行動療法における医療者と患者との対話にVRを組み合わせることで、感情喚起や認知の偏りを修正するサポートをし、治療効果を高めるとともに、医療者と患者の負担を低減することを目指すという。


ジョリーグッドの「DTx事業部」とは

ジョリーグッドは、今年4月から精神科医や薬事戦略の専門家をはじめ、障害者向けトレーニングVRに精通した事業開発プロデューサーらを統合したデジタル治療開発の専門チーム「DTx 事業部」を設立し、VRを用いたデジタルセラピューティクス「VR DTx」のシステム基盤を開発している。DTx事業部では、このVR DTxのシステム基盤をベースとして複数の精神疾患や生活習慣病にパイプラインを拡大し、国内外でデジタル治療事業を展開していく考えだ。

<株式会社ジョリーグッドについて>

ジョリーグッドは、高精度なVRソリューションと、VR空間のユーザー行動を解析するAIによる医療福祉向けサービスを開発するメディカルテクノロジーカンパニーだ。VRやAIなどのテクノロジーにより、医療教育、障害者支援、精神疾患治療など、人の成長や社会復帰を加速し、医療の進化や人の生きがいを支えるサービスを様々な研究機関や企業と共に展開している。

<帝人ファーマ株式会社について>

帝人グループは、あらゆる年齢の人々の健康的で快適な生活を支える製品・サービスを提供することとしており、革新的な治療法の創出を目指している。そのヘルスケア事業の中核を担う帝人ファーマは、これまで主軸としてきた医薬品事業および在宅医療事業に加えて、2019年より精神疾患の一つであるうつ病に対するrTMS(反復経頭蓋磁気刺激)装置「Neurostar」を展開し、患者のQOL向上に取り組んでいる。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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