Nestoが心と体を整える会員制オンラインコミュニティ・サブスク事業の展開へ向け、総額1億円の資金調達を実施
株式会社NESTO（ネスト）は、株式会社ガイアックス、株式会社DGベンチャーズ、他複数の企業・個人投資家より、J-KISS型新株予約権による資金調達及び融資によって総額1億円の資金調達を実施した。今回の調達資金は、プロダクト開発、マーケティング・プロモーションならびに社内体制の強化に活用し、ウェルビーイングという新しいマーケットを開拓していくという。
資金調達の背景と目的
新型コロナウイルスの蔓延により、人々の生活は大きく様変わりした。自由に外出ができず、人と会うことが制限される中で孤独を感じたり、変化が激しい社会に慣れず、生活リズムを崩したりする人も増加している。そんな中で、心と体が健康で満ち足りた暮らしをするというウェルビーイングへの関心が高まっている。
Nestoは、リモートワーク中心の生活が引き起こした心身の問題を改善するべく、ウェルビーイングな活動の習慣化をサポートするコミュニティ・プラットフォームを運営している。
魅力的な生活習慣を共有できるホストたちが心や体を整えるためのコミュニティ（リズム）を企画し、会員は決まった時間にオンライン上に集まり、みんなでルーティンを行い、価値観の合う会員と交流することで暮らしのリズムを整えることができる。
2021年2月3日に、公式サイト上でウェルビーイングな活動の習慣化をサポートする5つの会員制コミュニティ「リズム」への参加者募集を開始し、4月現時点でリズム数は11個まで成長した。
今回の調達資金は、プロダクト開発、マーケティング・プロモーションならびに社内体制の強化に活用し、ウェルビーイングな習慣づくりから心と体を整えるライフスタイルを社会へ広げていくという。
ホストの紹介（一部）
・松本紹圭 （掃除巡礼のリズム）
僧侶/ひじり。世界経済フォーラム（ダボス会議）Young Global Leader。武蔵野大学客員准教授。2012年、住職向けのお寺経営塾「未来の住職塾」を開講し、9年間で700名以上の若手僧侶の卒業生を輩出。「お坊さんが教えるこころが整う掃除の本」他、著書多数。
・サンプラザ中野くん氏（チベット体操125のリズム）
ロック歌手。1984年、ロックバンド「爆風スランプ」のボーカルとしてデビュー。「Runner」などのヒットを放ち、全国的人気を獲得。
・小出遥子氏（TANDEN瞑想のリズム）
いのちの探究者。TANDEN-DO［丹田道］提唱者。ありとあらゆる民族、宗教、思想の違い以前の「本来的ないのち」のあり方を探究・発信。著書に「教えて、お坊さん！「さとり」ってなんですか」等。
・山崎繭加氏（野草一会のリズム）
華道家。マッキンゼー、東京大学先端科学技術研究センターを経て、ジョージタウン大学国際関係大学院に留学し、ハーバード・ビジネス・スクール（HBS）日本リサーチ・センターに勤めた後に、いけばなの理念をビジネスや人材育成につなげる活動「IKERU」を主催。
・荻野淳也氏（JOY & RUNのリズム）
一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事。合同会社Wisdom2.0Japan共同創設者。マインドフルリーダーシップ、マインドフルコーチングという軸で、リーダーや組織の本質的な課題にフォーカスし、リーダーや組織の変容を支援している。
投資家からのコメント（一部）
・株式会社ガイアックス 代表執行役社長 上田祐司氏
Nestoでは、素晴らしいホストの方々が集まっているのが魅力だと感じました。様々なシェアリングエコノミーへの取り組みや支援をしてきましたが、Nestoのコンセプトは非常にユニークでホストを引きつけており、ホストへのサポートも手厚く、しかも「サブスクリプション型」なので安定的に収益が積み上がります。だからこそ、これからも多くの素晴らしいホストの方々が集まってくるはずです。今後のさらなる素晴らしいサービスの提供、楽しみにしています。
・株式会社DGベンチャーズ
マネージング・パートナー/Open Network Lab Evangelist 佐々木智也氏
ウェルビーイングにつながるコミュニティを運営するNestoは、昨今のニューノーマルな時代のニーズを掴んだサービスです。ライフスタイルやワークスタイルに対する新しい価値観が生まれる中、スケールを意識した事業展開を元に、持続可能なコミュニティを創出し続ける、Nestoの今後の展開に期待しています。
・株式会社ツクルバ 代表取締役ファウンダー 中村真広氏
近年のウェルビーイングに対する関心の高まりと、コロナ禍でも人とのつながりを求める社会的欲求。それらが交差するところにNestoが現れたのは、この時代の必然なのでしょう。Nestoで生まれる場は、これから多くの人に求められていくと信じています。
NESTO取締役からのコメント
・株式会社NESTO 代表取締役 藤代健介氏
時代の変わり目に次の時代の生き方と共同体のあり方を模索する社会実験としてNestoは始まりました。今回の資金調達はNestoのエコシステムが自立するために必要であり、Nestoのビジョンやコンセプトに賛同して投資してくださった皆様には感謝しかありません。Nestoは全体性を尊重したエコシステムとして、投資家の方々の経済的リターンはもちろん、チームの心地よい働き方、ホストの貢献に対する妥当な報酬、Nesto会員の公平で透明なシステムへの納得感を耕していきます。そして、Nestoの存在がよりよい社会モデル形成の一助となればという思いで邁進していきます。
・株式会社NESTO 取締役 高橋理志氏
先行事例があまりないウェルビーイングという分野において資金調達をすることは簡単ではありませんでした。結果として、今回投資していただいた方々は、事業としての将来性のみならず、Nestoがつくろうとしている新しい社会に強く共感していただいた方ばかりで、すばらしいシードラウンドができたと考えております。挑戦できる機会をいただけたので、あせらず、じっくり淡々と価値あるものをつくっていき、ウェルビーイングという捉えづらい分野を当社が様々なリズムで輪郭をつくっていきたいと考えております。
※関連リンク：プレスリリース
