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VRクラウドソフトの「スペースリー」×広島県江田島市 | 空き家バーチャル案内の実証事業を開始

VRクラウドソフトの「スペースリー」×広島県江田島市 | 空き家バーチャル案内の実証事業を開始

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どこでもかんたんVRのクラウドソフト「スペースリー」を運営する株式会社スペースリーは、広島県の実施する「ひろしまサンドボックス」において、広島県江田島市の実証事業「遠隔地の移住希望者に対する空き家バンク物件のバーチャル案内」に採択されたことを発表した。

採択にあたっては、スペースリーの以下の特徴が評価されたという。

(1)事業者自ら360度VRコンテンツを簡単に制作、編集、運用できること

(2)今後のオンラインでの接客の必要性も見据えて、VRウェブ会議など営業に活用できる機能が充実していること

(3) 運用コストがリーズナブルであること

スペースリーとしては、360度VRによって、空き家対策といった社会問題への貢献、同時に、ワーケーションなどニューノーマルな働き方の促進への貢献を目指す。加えて、地方行政分野におけるDX推進を積極的に支援し、360度VRが当たり前に活用される未来を実現するために邁進していく考えだ。

実証事業採択の背景

少子高齢化や地方における人口減少などによる空き家数の増加が社会問題となっている。平成27年に発表された「平成25年住宅・土地統計調査」(総務省統計局)では、空き家数は820万戸で全国の住戸の13.5%を占め、過去最高となった。

管理が行き届いていない空き家は地域に防災上、衛生上、景観上などの観点からさまざまな悪影響を及ぼす。今後の少子高齢化の流れの中、さらなる空き家増加が見込まれる地域は多く、有効的な対策が喫緊の課題となっている。

他方、新型コロナ問題に対応したニューノーマルな働き方において、地方に住みながら都市部の企業で働 くリモートワークや、観光地や帰省先など自宅以外の休暇先でリモートワークをするワーケーションに注目が集まりつつあり、地方の空き家への需要は高まりつつある。

そのような中、江田島市ではホームページでの空き家の情報発信は従前よりしていたものの、充実した情報を提供できておらず、問い合わせ数、成約数は十分ではない状況だった。オンラインでいつでも分かりやすい空き家情報を提供する上で、360度VRコンテンツが効果的と考えられ、広島県江田島市での実証事業のためにスペースリーが採択されることになったという。

江田島市企画振興課 畑河内課長のコメント

「自分たちでも運用できるような使いやすい360度VRのITツールを比較検討する中で、使いやすく、高機能、なのにリーズナブル、ということでスペースリー様のツールを採用することとなりました。広島県のひろしまサンドボックスの取組をきっかけに、今後空き家対策を始めとして新たな技術を活用し、行政における社会問題対応のDXに取り組んでいきます。」 

ひろしまサンドボックス概要

AI/IoT,ビッグデータ等の最新のテクノロジーを活用することにより、広島県内の企業が新たな付加価値 の創出や生産効率化に取り組めるよう、技術やノウハウを保有する県内外の企業や人材を呼び込み、様々な産業・地域課題の解決をテーマとして共創で試行錯誤できるオープンな実証実験が行われている。

※TOMORUBAでも特集ページを設け、9つの実証事業を紹介中だ。(特集ページ

江田島市概要

広島県江田島市は、広島市沖、広島湾に浮かぶ江田島・能美島といくつかの島からなる市だ。瀬戸内海の中では4番目の大きさを誇る。広島市や呉市と隣接し、面積100.72平方km、総人口21,327人(令和2年10月1日現在)の市だという。旧海軍兵学校、旧陸軍砲台跡など、戦跡レガシーが数多くある島で、瀬戸内海でも有数の夕陽ポイント。加えて、自転車、トレッキング、カヤックなどアウトドアも盛んだ。

スペースリーの事業概要

360度VRコンテンツ制作と活用のためのクラウドソフト「スペースリー」を開発し、2016年11月の開始以来4年間で、不動産・ハウスメーカーなどの分野を中心に5000以上の利用事業者にサービスを提供。リーズナブルな価格、直感的な操作で、ウェブブラウザ再生可能な高品質のパノラマVRコンテンツを制作・編集・管理、活用までが一括してできるクラウドソフトだ。

遠隔地でも簡単にVR空間の案内ができる遠隔接客機能や、市販のVR機器で高品質なVR接客を可能にする「瞬間接客VR」の開発など技術力を特徴としている。2018年4月には、360度空間データや視線データの活用のためのAI x VRの研究開発を推進するためのSpacely Labを設立し、研究開発を推進している。



※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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