モノオク×東京都|空き家問題の解決を目的とした実証実験促進事業の第一弾として世田谷区で物件運用を開始
物置きシェアサービス「モノオク」を運営するモノオク株式会社は東京都スタートアップ実証実験促進事業(PoC Ground Tokyo)にて空き家空き物件を同社サービス上で運用する実証実験を本格開始した。今回はその第一弾として世田谷区の物件にて実証実験を行う。また今回の実証実験に利用者として協力する者に、同スペースの利用料が2ヶ月間無料になるキャンペーンを実施する。
東京都には現在約81万戸の空き家がありその利活用が課題となっている。今回の実証実験により、都内の空き家を「モノオク」公式スペースとして運用し、適切な収支モデルや運用方法を検証、その結果を発表することで、物置きシェアサービスのさらなる浸透を目指す。
同実証実験の背景
「モノオク」は使っていない部屋や、押入れ、余った倉庫などをレンタル倉庫・レンタル物置きとして利用することで、従来より安価にモノが保管できる物置きシェアサービス。
昨今、大きな課題となっている「空き家問題」に対して「モノオク」での解決を目指し、東京都スタートアップ実証実験促進事業(PoC Ground Tokyo)との取組みで世田谷区内にて実証実験を実施する。
世田谷区は全国で最も空き家が多い地域であり約4万9千戸が空き家で、非常に大きな課題になっている。これは世田谷区の全世帯数のうち約10%に及ぶ。また、世田谷区は東京都で最もトランクルームの室数が多く収納サービスのニーズが高い地域でもある。
そこでモノオクはこの課題を解決すべく「モノオク」が空き家・空き物件を運用し、活用できるかを実証し公開する。
また今回の実証実験に伴い、2021年3月18日から4月30日までの間、モノオクが運営するスペースにトランクルームから乗り換えて対象スペースを利用開始する者に対して利用料が2ヶ月間無料になるキャンペーンを実施する。
空き家・空き物件活用 実証実験概要
・目的:同実証実験は実際にモノオクが空き家・空き物件を運用し、活用が可能かどうかを実験するもの。スペースのオーナーから物件を提供してもらい、適切な収支モデルや運用方法を検証し、その結果を公開することで、物置きシェアサービスのさらなる浸透を目指す。
・実施期間:2021年1月~3月(運用実験準備:1月〜、物件の本格運用:3月18日より)
・エリア:東京都世田谷区内
※2021年3月以降も独自で実証実験を継続し、3ヶ月後を目処に実証実験結果の報告予定
実証実験記念キャンペーン詳細と利用方法
・利用開始申込期間:2021年3月18日〜4月30日
・対象:期間中にトランクルームから乗り換えで利用を開始する方
・対象スペース:世田谷区内でモノオクが運用している物件
・キャンペーン内容:2ヶ月間のスペース料金が無料
※注意事項
・先着10名
・6ヶ月以上継続利用する方
利用方法の一例
・子供も大きくなり趣味のキャンプ用品などの収納スペースが足りなくなってきた
・雛人形やクリスマスツリーなど普段は使わないけど収納するには困るもの
・布団やコートなどの季節的に入れ替えするもの etc…
モノオクの想い
モノオクは空きスペースの活用を通して、仕事や結婚・出産・独立などライフスタイルの変化による住み方の変化をサポートするProptechのシェアリングエコノミーサービスです。
昨今、ライフスタイルの多様化に伴い「収納スペース」と「生活スペース」は分離が進んできました。
そして今回の新型コロナウイルスの感染拡大によってさらにライフスタイルは大きな変化をしており、より一層「収納スペース」と「生活スペース」の分離が顕著になっています。
モノオクは代表の阿部が民泊を運営していた際に、友人の家電を民泊のスペースで保管したことがきっかけで生まれました。
荷物を保管できるスペースはとても数が少なく料金も非常に高くとても課題が多い市場です。この課題は多様化している人々のライフスタイルを大きく制限し、生活するスペースに大きな不自由を生んでいます。
そしてこの問題はサスティナブルなリソースを提供するシェアリングエコノミーという仕組みだからこそ解決できる問題だと確信しています。
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