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「AI受診相談ユビー」、ノバルティスファーマ・大塚製薬が提供する「ハーティーサポート」との提携を開始

「AI受診相談ユビー」、ノバルティスファーマ・大塚製薬が提供する「ハーティーサポート」との提携を開始

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Ubie株式会社は、「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」というミッションを掲げるスタートアップだ。同社はビジョンの実現に向け、生活者の適切な受診行動をサポートする事前問診サービス「AI受診相談ユビー」において、ノバルティスファーマ株式会社および大塚製薬株式会社による提供サービス「ハーティーサポート」との連携を開始した。


本連携の概要

<心不全疑い生活者の早期発見および早期受診を促進>

利用者がLINEでノバルティスファーマの「ハーティーサポート」アカウントと友だちになると、「AI受診相談ユビー」のシステムを用いて質問に回答して自身の症状とそれに適した受診先を調べられる。特に心不全に関連する回答がされた場合には、外部の循環器専門医リストが表示される。なお、心不全に関連する回答がなかった場合には、通常の「AI受診相談ユビー」のフローに則して近隣の医療機関を表示する。

本連携開始の背景

<症状からの適切な受診行動の困難さ>

心不全とは、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気と定義されている。多くの場合、慢性・進行性に経過し、急性増悪の反復により徐々に重症化していく。一方で、その主な症状が浮腫(むく)みや息切れといったものであるため、他の疾患や加齢に伴う体力低下と誤認してしまう可能性がある。(※1)

早期発見・早期受診ができれば、医療機関での治療の選択肢が広がるため、適切な受診行動の価値はますます大きくなる。同社が開発・提供する「AI受診相談ユビー」は、スマートフォンやPCなどからいつでも気軽に、自身の症状を回答して適切な受診先を相談できるものだ。ノバルティスファーママと大塚製薬が提供する「ハーティーサポート」利用者との関係に同社のサービスが組み合わさり、心不全を懸念する方々の適切な受診行動の促進が期待できるという。

※1: 一般社団法人 日本循環器学会/ 日本心不全学会:急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版). p10, 2018.(2021年2月19日閲覧)

今後の展望

■PHR機能の拡張による継続的サポートの充実

現在は利用する度のサポートにとどまっているが、今後は利用者が自らの医療・健康情報を収集し一元的に保存できるPHR(Personal Health Record))機能を拡張し、継続的なサポートの実現を目指す。これにより、症状に無自覚であるもののリスクが高い生活者へのアプローチや、過去に心不全が疑われた生活者へのフォローアップが可能になる。

■ペイシェント・ジャーニーを包括的にサポートするサービス構築

今回の提携は、「AI受診相談ユビー」を用いて生活者の適切な受診行動をサポートするものだ。もっとも、受診行動のサポートだけでは同社のミッション「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」の実現は難しいという。受診相談の先には、診察時の医師とのコミュニケーション、診察後の経過観察による再診の対応など、患者・医師共に難しい局面と何度も直面する。同社は患者中心に医療のプロセスを俯瞰した「ペイシェント・ジャーニー」全体で、接点となるソリューションを開発・提供し、包括的にサポートするサービス構築を目指すという。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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