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「コネクテッドワーカーソリューション」により現場DXを推進するフェアリーデバイセズ、10.2億円のシリーズB資金調達を完了

「コネクテッドワーカーソリューション」により現場DXを推進するフェアリーデバイセズ、10.2億円のシリーズB資金調達を完了

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FairyDevices株式会社(以下「フェアリーデバイセズ」)は、ダイキン工業を主要投資家とし総額約10.2億円の資金調達を実施した。

資金調達の背景

フェアリーデバイセズは、「コネクテッドワーカーソリューション」による現場デジタルトランスフォーメーション(“DX”)を加速するために、シリーズBラウンドの資金調達を実施した。同資金調達によって、日本及び海外におけるソリューション提供体制をより一層強化し、本邦産業現場に蓄積されてきた匠の技のデジタル化を加速化することで、『熟練工AI』を早期に実現する方針。同ラウンドでは、増資及び融資により以下の企業が同社エコシステムに参加した。

株式会社商工組合中央金庫、株式会社DG Daiwa Ventures、株式会社みずほ銀行、株式会社りそな銀行、信金キャピタル株式会社、ダイキン工業株式会社、ユナイテッド株式会社、横浜キャピタル株式会社 (五十音順)

SeriesBラウンドの目的

・コネクテッドワーカーソリューションの国内外への提供体制の拡充

・コネクテッドワーカーソリューションの本格的拡大のための人材採用

コネクテッドワーカーソリューションに関して 

「コネクテッドワーカーソリューション」は、製造・サービス・保守メンテナンス・建設等、様々な現場において「遠隔支援による熟練工不足の解消」と「現場ノウハウのデジタル化」、そして「AIによる現場支援」を実現する現場DXの為のソリューション。2019年11月に発表した新たな首掛け型ウェアラブルデバイス『THINKLET®』と現場データのデジタル化を司るクラウドプラットフォーム『THINKLET PLATFORM』により構成され、両者を組み合わせることで、既存の現場作業を邪魔することなく作業内容や状況を遠隔地とリアルタイムに共有可能。更にその作業データを蓄積・学習・解析することで、熟練作業者の技能やノウハウをデジタル化し世界中で再活用することが可能となるという。加えて、「簡易に自社現場におけるコネクテッド・ワーカー化の実証実験を行いたい」という要望の高まりに応える、速やかに現場DXの実証実験が可能な「コネクテッド・ワーカーPoCパッケージ」の提供を2021年3月より開始するという。

引受先からのコメント

■ダイキン工業株式会社執行役員テクノロジー・イノベーションセンター長 米田裕二氏

『世界150カ国以上で空調事業を展開している当社にとって、FairyDevicesの「コネクテッドワーカーソリューション」を活用した取組みは、グローバルな機会損失を防ぎ更なる事業成長を実現するための根幹を為すプロジェクトです。実際、本プロジェクトを始めとした社内外とのグローバルな協創により、経済産業省の「デジタルトランスフォーメーション(DX)銘柄2020」にも認定されています。空調市場が2050年までに新興国を中心に3倍に拡大することが予測される中、特に海外における熟練人材の不足は喫緊の課題であり、グローバル需要の更なる拡大に際して大きな機会損失が懸念されていました。2019年11月にTHINKLET®導入を発表して以来、国内各地のサービス現場での実証を行い、現場エンジニア不足の解消や現場サービス品質の向上に取組んでおり、現場データの蓄積による教育研修のデジタル化や、熟練ノウハウのグローバル共有など、様々な形での活用を想定してプロジェクトを拡大しています。アフターコロナ時代を見据え、「本邦現場力の世界展開による高い事業成長」と「移動削減による環境負荷の低減」を両立し安心で健康な空気空間を実現していくためにも、今後もFairyDevices社との共創によるグローバルな現場DXを加速して参ります。』

■株式会社デジタルガレージ代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO 林 郁氏

『当社は、フェアリーデバイセズ社のVisionに共鳴し、2018年の初回ラウンドよりDG Daiwa Venturesを通じ、リード投資家として応援させて頂いています。以降、同社は藤野社長の構想通り次世代型のプロダクト開発を実現してきました。昨今、製造・サービス・保守メンテナンス・建設等、様々な現場のDX化が加速してきています。今後、ダイキン工業社との連携を契機に、「コネクテッドワーカーソリューション」を始めとした音声認識技術を活用したサービス、プロダクトが、急拡大している世界中のマーケットに浸透していくと思います。既存のDXプレイヤーに対して一石を投じる存在として、引き続きDGグループ全体でサポートしてまいります。』

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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