akippa×Mellow | 空き駐車場と移動型店舗を連携させ、スペースのバリューアップを目指す
駐車場予約アプリ「akippa(アキッパ)」を運営するakippa株式会社は、日本最大級のモビリティビジネス・プラットフォーム「SHOP STOP(ショップストップ)」を展開する株式会社Mellow(メロウ)と提携し、ショップ・モビリティ(※1)の活用を通じてスペースをバリューアップする取り組みを開始する。
今後、Mellowの提携するキッチンカーや物販モビリティをakippaの契約する駐車場にて展開することや、SHOP STOP出店スペースをakippaで活用するなどの連携を模索する。連携を通じて、ショップ・モビリティや、シェアリングスペースの新たな活用による、さらなるエリアおよび消費者の体験価値創出を目指すという。
※1: ショップ・モビリティ:次世代移動型店舗のこと。車両の配車やマネジメントをデジタル上で運用管理し、アプリケーションを使ってユーザーの生活を豊かにする情報発信と店舗情報を提供。店舗の業態は、フードトラックをはじめ移動型アパレル店や移動型マッサージ店といった、小売店、サービス提供店などがある。将来的には、オンデマンドでサービス提供を行い、事前予約決済などの機能も実装する予定。
業務提携の背景
新型コロナウイルス感染拡大を機に人々のくらしは大きく変わり、ライフスタイルの変化に適応するサービスニーズが高まっている。
Mellowでは2020年4月より、キッチンカーによるスペース活用において、オフィス街から住宅街のシェアを広げ、在宅勤務の昼食需要、外出自粛下での夕食需要など、急激なライフスタイルの変化にともなうさまざまな課題や、くらしを彩るサービスを提供しながら、モビリティビジネスの商圏を拡大してきた。
また、コロナ禍以降、急激な外部環境の変化にも対応するため、飲食店をはじめ物販、サービスなど、さまざまな企業のショップ・モビリティ参入が加速し、Mellowにも数多くの相談が寄せられている。こうしたショップモビリティの多様化によって、今後さらなるスペースの利活用や商圏の広がりについて新しい可能性が広がっている。
一方、akippaでは外出自粛の流れやイベントの人数制限などにより、稼働の落ちている駐車場がある。そこで2020年12月より駐車場の新たな活用方法として、お弁当や物販が行える「akippaマルシェ」の実証実験を開始し、駐車以外の目的での駐車場の可能性を探っている。現状akippaでは、駐車以外の行為は利用規約で禁止しているが、駐車場オーナーと個別に許諾をとったうえで実施するという。
両社は、モビリティのプラットフォーマーとしてスペース活用の可能性をさらに拡張し、人々のくらしをより便利で快適に、そして豊かにしていくという志を共有し、今回の連携に至ったという。
検討中の連携内容およびメリット
(1) akippa駐車場へのショップ・モビリティ展開
<内容>
「akippaマルシェ」として、キッチンカーをはじめとするショップ・モビリティのスポット活用
<メリット>
■Mellow/キッチンカー およびショップ・モビリティ事業者の商圏の拡大と細分化、スペース拡充によるユーザーのショップ・モビリティ体験機会の向上
■akippa/駐車以外でのスペース活用の可能性
■ショップ・モビリティ事業者/商圏の拡大と細分化が可能に
■ユーザー/スペース拡充によるショップ・モビリティ体験機会を通じたエリアの満足度の向上
(2) SHOP STOP出店スペースの駐車場としての活用
<内容>
akippaユーザー向けの一時貸しスペースとしての活用
<メリット>
■Mellow/SHOP STOP用地の有効活用
■akippa/オフィス街等好立地での駐車場スペース確保
※関連リンク:プレスリリース