化粧品プラットフォーム「NOIN」とKDDIが資本提携、コスメのオンライン購入に新たな体験価値の創出に向けた連携開始
化粧品ECプラットフォーム「NOIN(ノイン)」を運営するノイン株式会社は、KDDI株式会社との協業を目的として「KDDI Open Innovation Fund 3号」(以下 KOIF3号)より出資を受けたことを公表した。
同提携により、今後は両社協力のもとノインのメインユーザーである20代・30代の女性向けに新たなオンラインでの化粧品購入体験の創造に取り組んでいくという。
提携の背景
ノインでは「誰でも自分に合う化粧品に、あたりまえに出会える世界」を目指し、化粧品ECプラットフォーム「NOIN」事業をはじめ、化粧品ブランドのEC進出の支援などを実施してきた。現在ノインで取り扱う化粧品は15,000SKUを超えており、ユーザーは豊富なバリュエーションの中から自分に合った化粧品をNOINから日々購入しているという。
2020年11月には、”ついで買い”を超える新たな概念のコンビニコスメ「söpö(ソポ)」の開発・販売への挑戦なども実施し、SNSを中心に多くの反響をもらっているという。
さらに、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響により、スキンケア商品などを中心に外出自粛期間中のオンライン購入比率が約64%と上昇し、ユーザーの需要が高まっている。
このような背景の中で、オンラインとオフラインの両軸で技術やノウハウを持つKDDIとの提携により、既存サービスの連携のみならず、新たな化粧品のオンライン購入の体験価値創出を目指すという。
今後の取り組みに関して
同提携を通じて、NOINでは新たな化粧品購入体験の創造に取り組んでいくという。具体的には、最先端技術を使ったオンラインカウンセリングや自身に似合う化粧品のオンライン版タッチアップ・レコメンドのシステム実装で、ユーザーが感じる「ネットでコスメを選びにくい」をオフラインでもなくしていくという。
また、au Payのような決済、コマースサービスとの連携、KDDIが運営するプラットフォームとのシナジー創出により、さらに多くの「コスメ選び」に悩む女性と繋がり、1人1人の課題を解決する。
関係者コメント
■KDDI株式会社 経営戦略本部 ビジネスインキュベーション推進部 中馬 和彦氏
EC化率が低いコスメECは、ニューノーマルの時代において成長が期待される有望な市場であると捉えています。NOINには、今後のコスメEC市場を牽引していく存在となるポテンシャルを感じています。KDDIは今回の出資を契機に、オンラインカウンセリング等の新しいEC体験の提供等を通じて、ノイン社の事業成長を支援していきます。
■ノイン株式会社 代表取締役CEO 渡部 賢氏
強力なお客様接点を持つKDDIと協業できることをとても嬉しく思います。NOINが様々なユーザーに喜ばれる存在となれるようこれからも更にサービスを磨き上げていきます。化粧品購買の新しいカタチを一緒に作り上げていけるプレイヤーと組めて大変心強いです。
※関連リンク:プレスリリース