Carstayが「モバイル・オフィス」プロジェクト開始、ハッチ・ワークの駐車場に“動くオフィス”としてキャンピングカー設置
キャンピングカーを含む車中泊仕様の車と車中泊スポットのシェアサービスなど「バンライフ」のプラットフォーム事業を展開するCarstay(カーステイ)株式会社は、個人や法人向けに、車中泊旅を主な目的として利活用するキャンピングカーを「動くオフィス」「動く会議室」として、主に仕事空間を提供する「モバイル・オフィス」プロジェクトを開始した。
その第一弾として、Carstayは月極駐車場のデジタルトランスフォーメーションを推進する株式会社ハッチ・ワークと提携し、2月1日から、同社が運営する都内の月極駐車場に「モバイル・オフィス」を設置、駐車場周囲の住民向けに、集中して仕事ができる個室空間を提供する。
また、同時に、マンションやアパートなどの住宅用地や、オフィス用地の駐車場に「モバイル・オフィス」の設置を希望する企業や管理者を公募するという。
Carstayの「モバイル・オフィス」は、国内最大級のキャンピングカー予約サービス「バンシェア」を介してキャンピングカーを含む車中泊仕様の車を、テレワークを推進する企業や個人向けに「動くオフィス」「動く会議室」「動く書斎」として、週末や祝日などの休日には車中泊旅などの娯楽用途として、利用することできるプロジェクト。
ハッチ・ワークは、全国各地に3万箇所(約30万台)の月極駐車場を募集・契約・運営支援するシステム「at PARKING 月極パートナーシステム」を利活用し、Carstayと共に「モバイル・オフィス」を設置、双方の強みを活かすことで、新しい働き方を提案、テレワークにおける社会課題を解消する。
<第一弾の実証実験として、ハッチ・ワークの駐車場(立川市幸町4-41)に、2月1日から2月5日までキャンピングカーを「モバイル・オフィス」として設置。詳細・予約はこちら>
テレワークが推進されるコロナ禍、会社員の自宅での就業時間は増加傾向にある。しかし、会社員の仕事場はこれまで勤務先だったことから、自宅内に書斎などの個室がなく、家族などの交流空間のリビングやダイニングなどに新たに仕事場を設ける人が多いことから、自宅スペースに限界とストレスを感じながら日々過ごす夫婦・家族がいるなど、テレワークのスペース確保に課題を感じている人も少なくない。
そこで、「自宅に在宅勤務スペースがない」課題を解消すべく、Carstayはキャンピングカーを“仕事部屋”として住宅街などに設置し利用できる「モバイル・オフィス」プロジェクトを発足。利用者は「バンシェア」にユーザー登録し、使用時間帯を予約、最大1時間、無償で利用することができる。
キャンピングカーを活用した書斎「モバイル・オフィス」により、自宅内に仕事空間を新たに改装し設けるなど、費用をかける必要もないという。
また、部屋数が少ないマンションやアパートなどの駐車場にも「モバイル・オフィス」を設置、管理者などの不動産会社は、住人に共有利用できる仕事スペースを提供することで、より広い住居への引っ越し防止策としても「モバイル・オフィス」を役立てることができる。
さらに、住宅街だけでなく、一軒家の駐車場に書斎が結合・拡張されたかのようにキャンピングカーを「モバイル・オフィス」として駐車し、書斎として利活用することも可能。
ハッチ・ワークは、月極駐車場を「ラストワンマイルのハブ」として、自動車、サービス、物流、エネルギー、広告・通信など幅広い領域の事業者と連携し、月極駐車場から生まれる新サービスを提供することで、人々の生活を豊かにすると共に、管理会社・オーナーに新しい収益機会を提供する。
Carstayは今後も、キャンピングカーなど車中泊仕様車の応用利用を増加させ、車が働く・遊ぶ・暮らしの拠点となる新たなライフスタイル「バンライフ」の世界観を浸透させるべく、モビリティ(移動体)をとおした、事業の拡大を目指す。
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