NTTロジスコ×ザイオネックス | サプライチェーンソリューションの提供で業務提携
サプライチェーンマネジメント(以下SCM)ソリューションを提供するザイオネックス株式会社と、3PL(サード・パーティ・ロジスティクス)事業を運営する株式会社NTTロジスコは、業務提携に向けて基本合意した。
業務提携の目的
物流業界において、輸配送では国内物流の根幹であるトラック輸送を担うドライバー不足、倉庫内では商品のピッキング作業や梱包作業等を担う作業者の確保が難しくなる等人手不足が深刻化しつつある。このような環境下で、ロボティクスやAIなどの最新技術の導入や同業種での共同配送など、従来の仕組みを変えることによる生産性の向上が求められている。
その実現に向けては、モノの流れの前に発生する情報の流れを見える化し、コントロールすることが重要だという。これまでは、SCMの計画段階で活用しているサプライチェーンプランニング(以下SCP)のツールは大企業での活用が中心となっていた。ザイオネックスが提供する経済性に優れたT³SmartSCM(ティーキューブ スマートエスシーエム)をベースとし、NTTロジスコの「現場を持つ強み・知見」を加えて、計画から実行・PDCAサイクルの高速化を可能とする両社の強みを活かしたソリューションを共同開発、共通のターゲットである中堅企業向けに展開することとなったという。
業務提携の内容
ザイオネックスが提供するT³SmartSCM(ティーキューブ スマートエスシーエム)はSCPに必要な機能を9つのモジュールに分けて提供しており、高い拡張性と必要なモジュールのみを選択して利用することができる経済性を備えている。また様々な業界での豊富な実績に基づき複雑なサプライチェーンモデルに対応できると共に、需要予測では従来の統計的な手法に加えAIを活用するなど新しい技術を導入している。
NTTロジスコは、NTTグループ企業の通信資材について需要予測に基づき適切な発注を行い在庫を最小化する発注業務で培ったノウハウをベースに、NTTグループ以外の企業に在庫最適化ソリューションを提供してきた。その知見と「物流現場を持つ強み」を活かし、「T³SmartSCM」をベースとした中堅企業向けサプライチェーンプランニング領域におけるソリューションの開発及びマーケティング、顧客への提供を共同で実施する。
T³SmartSCMについて
T³SmartSCMは、需要予測・販売計画・在庫補充計画・供給計画などのSCPに必要なほぼすべての機能を9つのモジュールに分けて、年間サブスクリプションで提供。利用客が自社の課題に応じて必要な機能だけを組み合わせ利用することで、少ないコストでサプライチェーン・マネジメントを始めることができる。
また、表示列や⾏のパーソナライズ機能のほか、予測因子や計画パラメータをマスタでコントロールすることにより、ほぼコーディング無しで各社の要件に対応することが可能。
これにより、早期に実機を使って利用者自身が評価することが可能となりプロジェクト期間が短縮できるとともに、本番稼働の時期も早められることが期待されるという。
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