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ジュンテクノサービス×若鈴コンサルタンツ | 水中ドローンを活用した農業用用水路の潜航点検を実施

ジュンテクノサービス×若鈴コンサルタンツ | 水中ドローンを活用した農業用用水路の潜航点検を実施

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ドローン事業を手がける株式会社ジュンテクノサービスは、2020年10月15日〜10月16日の2日間、および12月1日〜2日までの2日間の2回に分けて 土木、建築の設計、補償コンサルタント、施工監理、測量業務等を行う若鈴コンサルタンツ株式会社協力のもと、農業用用水路2箇所の水中撮影調査を実施したと発表した。水中撮影に使用した機材は、360度全方位稼働が可能な水中ドローンQYSEA社製『FIFISH V6S』と『FIFISH V6PLUS』の2機種。この調査により、効率的に管水路点検を行えることが確認できたという。

水中ドローンとは?

水中ドローンとは、名前の通り水の中を自由自在に潜水することができるドローンだ。操縦者は水に潜ることなく地上から専用のコントローラーで操作ができる。また、リアルタイムで専用アプリをインストールした端末から映像を視認したり、撮影したりすることもできる。特別な潜水技術は必要なく、機材の準備と安全に配慮した作業を行うことで、誰もが使用できる。今のところ、操作に必要な公的免許もない。

この手軽さから、一般消費者のみならず企業からも注目を浴びている。用途としては、「橋脚調査、定期点検」「ダム施設・貯水池の維持管理」「流域下水道施設点検」「大学海洋研究」「養殖場成育状況視認・観察」などで活用が広がっているという。

今回実施した撮影調査について

管水路施設の調査を行う場合、水路の水利条件、路線の立地条件、水理上の条件、構造上の条件、施工条件などに応じて、調査方法は異なる。よくあるロボットカメラによる撮影では、船体が大きく管内での旋回が行えないため、直角方向からの調査ができない。また、今回の対象施設である管水路は、河川の下を横断していることから水替えが困難だ。こうした条件より、水中ドローンを使用することにしたという。

具体的な点検方法はこうだ。始点、終点部のトランジション(開口)よりカメラを投入し、作業後回収。水路内部では、管内の上部下部、左部右部と分けた2往復の走行を行い撮影した。水中ドローンカメラ前方のバンパー部にはスケールを取り付け、異常箇所を発見した場合は、スケールを用いて異常箇所の大きさを確認したとのこと。

【業務概要】

(1)業務名/令和2年度 第11号 野洲川地区 機能保全計画策定業務

(2)調査場所/滋賀県甲賀市水口町嵯峨他

(3)対象施設/1. 貴生川支線 立場山サイホン HPφ800 L=180m、2. 三石支線 横田サイホン HPφ1000 L=290m

(4)作業内容/管継ぎ手間隔測定、管路劣化状況の確認


▲『FIFISH V6 PLUS』 4K動画撮影 管内継ぎ手付近の傷発見


▲水路の開口部

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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