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自由に動いて話しかけられるバーチャル空間「oVice」を提供するoVice株式会社が1億円を調達

自由に動いて話しかけられるバーチャル空間「oVice」を提供するoVice株式会社が1億円を調達

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自由に動いて自由に話しかけられるバーチャル空間「oVice(オヴィス)」を開発したoVice株式会社は、OneCapitalとMIRAISEからシードラウンドで総額1億円の資金調達を行った。またoVice株式会社は、12月12日に株式会社NIMARU TECHNOLOGYから社名を変更した。

「oVice」について


■「oVice」は新感覚のバーチャル空間

ウェブサイト上で自分のアイコンを自由に動かし、相手のアイコンに近づけることで簡単に話しかけられる新感覚のバーチャル空間。自分のアイコンに近いアイコンの声は大きく、遠いアイコンの声は小さく聞こえ、まるで現実の空間で話しているような感覚を味わうことができるという。遠くから聞こえてきた会話に簡単に参加でき、偶発的なコミュニケーションが可能で、新たなアイデアを生み出しやすい環境を整えている。

■テレワーク中でも円滑にコミュニケーションを取るために開発

今年2月、CEOのジョン氏がチュニジア出張中に突然ロックダウンに巻き込まれ、しばらくリモートワークを行わざるを得なくなり、そこでぶち当たったのが仲間とのコミュニケーションの壁。「リモートワーク中でも仲間と簡単に話せる方法はないのか…」と、考えた末に開発されたのが「oVice」だという。

チュニジアの低速な通信環境でもきちんと機能するよう、「voice(声)」を中心としたコミュニケーションを主としていることが特徴。「virtual(バーチャル)」空間にある「office(オフィス)」であることから、それらの単語を組み合わせて「oVice」と名付けられた。

■エン人材教育財団など4か月で約700社が利用

バーチャルオフィス(仮想オフィス)として、社員数十人から数千人規模の企業に利用されており、今年8月末に試作段階のテストであるオープンベータを開始してから12月半ばまでに、トライアルも含めて約700社に利用されている。導入した企業からは「バーチャルオフィスのため、海外勤務の同僚と同じ空間で働き簡単に会話できるのが魅力」などの声が寄せられているという。最近では、アイコンを動かすだけで簡単にコミュニケーションを取れるというメリットを活かし、セミナー後の交流会や婚活パーティーなどのイベントや、大学でも活用されている。

■人材採用を強化しながら、幅広いデータ収集が可能な新たなプラットフォーム構築へ

今後は人材採用もより積極的に行いながら、ポストコロナにおいてもリモートワークで勤務する人と現実のオフィスで勤務する人がまるで同じ空間にいるかのようにoVice上でコミュニケーションを取ることが可能な技術開発にも取り組んでいくという。また、外部ツールと連動し、会社であれば社員が熱意を持って意欲的に仕事に取り組む指標である「エンゲージメント」の計測、イベントであれば誰がどのブースに立ち寄り誰と交流したのかの記録を行うことで、幅広いデータ収集が可能な新たなプラットフォームとなることを目指している。

出資先からのコメント

■MIRAISE Partner & CEO 岩田真一氏

新型コロナウイルス感染拡大をきっかけにリモートワークのあり方、リモートワークに対する人々の考え方が大きく変わりました。連動するように世界中で様々なリモートワーク関連ツールが生まれています。しかし多くのツールは効率性を重視し、実オフィスの温かみや「ミーティングとミーティングの間」に発生する雑談、ちょっとした情報共有といった数値化するのが難しい部分が置き去りにされていると感じていました。

oViceはユニークなUI/UXと、エンジニア起業家ならではの高い技術力により、オンラインでありながらも実オフィスの良さをあわせ持つ画期的なリモートソリューションになっています。リモートワークへの移行の流れは日本だけではなく全世界的なものです。国際性豊かな創業者のジョンさんや創業メンバーとともにグローバル展開を視野に入れた同社の発展に関われることを大変嬉しく思います。

■OneCaptial & CEO 浅田慎二氏

oViceに最初に触れた時の驚きを今でも鮮明に覚えています。直感的で滑らかなUIと、高音質・高画質に驚き、毎日使うSaaSにすることを直ぐに決めました。oViceは、リモートワークライフをさらに改善・向上したいユーザや企業のニーズを深く満たせるプロダクトと言い切れます。oViceでジョンさんに出会い、彼の深い技術への愛情に触れ、親交を深めさせて頂き投資を受け入れて頂きました。リモートワークの孤独も解消できるoViceの今後の発展に期待しています。oViceで温もりのあるコミュニケーションが広がることを祈念しています。

※関連リンク:プレスリリース

TOMORUBA編集部

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  • 富田 直

    富田 直

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